第13世代Core搭載「VAIO SX12 ALL BLACK EDITION」「VAIO SX14 ALL BLACK EDITION」
第13世代Core搭載の新VAIO SX14/SX12の性能検証、スタミナ性能のアップが嬉しい
もちろん今までのVAIOと同じ……ではない(カメラの進化)
これまでは従来モデルから継承した変わらぬメリットを中心に紹介してきたが、新しいVAIOはCPUを置き換えて性能を強化しただけのマイナーチェンジモデルではない。使い勝手はかなり進化している。
大きく強化されたポイントが、オンラインコミュニケーションをより快適にするための機能だ。ここは従来機種でも力を入れていた部分だが、周囲の雑音を高度に排除するAIノイズキャンセリング機能や内蔵カメラを使った背景ぼかしなどに加えて、逆光補正の高画質化、美肌効果などユーザーの声を反映した機能を追加している。補正機能は不自然さがなく、美肌機能もさりげなく効くので、ウェブ会議などの印象を高めるのに役立つだろう。
カメラモジュール自体も進化している。具体的にはノイズ除去の処理が改善されており、これまではSNR(Spatial Noise Reduction)というフレーム単位での処理だったが、TNR(Temporal Noise Reduction)という前後フレームを参照してノイズ除去の精度を上げる方式に変わった。ノイズ除去の処理はかけすぎるとメリハリ感が減るなど悪影響も出るが、TNRでは前後のフレームを見てノイズだけを判別して処理する(被写体が動いていないのにランダムに変化している点があるなど)。結果として、映像自体の鮮明さを失うことがなく、色再現性の向上にもつながるわけだ。
ウェブ会議時のバッテリー駆動時間も改善
モバイル環境でオンラインコミュニケーションをより長く利用できるよう、バッテリー節約設定を新たに追加した点にも注目。ウェブ会議はブラウジングや書類作成などの作業とは異なり、一定の速度で通信をし続ける必要があり、フルではないがCPU負荷も維持するという特徴がある。そこで、VAIO独自の制御を入れて、CPUの負荷が上がりすぎないように制限。さらに輝度も適切な範囲に抑える。さらに、ファンの動作も静かさ優先にし、電力消費と騒音のバランスも取っている。結果として公称10%ほどの消費電力低減を確認できたという。
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