昨年創業30周年を迎えたCooler Master。同社がCOMPUTEX TAIPEI 2023に合わせて台北市内の本社で新製品発表会を開催した。ここではその発表会で見た次世代ゲーミングチェアを紹介しよう。
半密閉型デザインのゲーミングコクピット
「ORB X」
半密閉型デザインのゲーミングコクピットが「ORB X」だ。電動のシャトルドームには、1台の34インチ液晶ディスプレーあるいは最大3台の24インチ液晶ディスプレーを取付可能だ。ファーストクラスのような椅子も電動で位置調整とリクライニングが可能。デスクも高さと前後の位置を調節できる。天井のドーム部分には60Wのサラウンドスピーカーを内蔵し、底面には5インチサブウーファーを搭載する。PCとディスプレーさえ設置すれば没入感たっぷりのゲーミング空間を独占できるというわけだ。
五感を揺さぶるゲーミングチェア
MOTION 1
世界初のハプティックエンジン搭載ゲーミングチェアが「MOTION 1」だ。台座部分に椅子を動かすためのモーターを内蔵しており、映像のシーンに連動して椅子が動く仕組み。つまり映画館の4DXに近い体験を自宅で楽しめるわけだ。
イオンシネマなどが導入する動く座席「D-BOX」プラットフォームに対応しているため、D-BOX対応作品であれば臨場感のある振動を楽しめる。D-BOXは低音に反応して振動する椅子とは異なり、映画のシーンに完全に同調したモーション効果とバイブレーションを作り出すシステムなので、上下・左右・前後さまざまなパターンの動きがあり、自分が映画の一部となったように感じるリアルさを創出できる。しかも「MOTION 1」を購入するとD-BOXのサブスクリプションサービスをすべて利用できるため、別途D-BOXの使用料はかからないという。
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