COMPUTEX TAIPEI 2023のメイン会場である南港展覧館だけではなく、本社でも展示会を開催していたCooler Master。その展示会で、自作するPCケース「QUBE 500 FLATPACK」が展示されていたので紹介しておこう。
ブラック、ホワイト、イエロー、マカロンの4色をラインナップするこの製品は、ユーザー自身が組み立てるPCケース。購入時はバラバラの状態だが、組み立てにはそれほど時間はかからないと言う。
基本スペックを確認しておくとベイ数は2.5/3.5インチ×1、2.5インチ×3。冷却ファンは背面に120mm×1(マカロンエディションはARGBモデル)。ラジエーターはボトムまたは左側面に280mmまで搭載可能。
サイズは213(W)×406(D)×415(H)mm。CPUクーラーが高さ164~172mm、ビデオカードが長さ365mm、電源ユニットが奥行き173mmまで対応する。なお、マカロンエディションには、交換用パネル(ミント、ピンク、クリーム)が付属する。
開発者によると、この製品はIKEAで思いついたとのこと。IKEAの家具は自分で組み立てるものが多く、大きな家具でも購入時は非常にコンパクトなパッケージに収まっている。同様のことをPCケースでも実現できれば梱包材が大幅に減り、環境問題の改善にもつながると考えたそうだ。
同様のコンセプトのPCケースはIn Winでも展示されていた。環境問題に取り組むと、自分で組み立てるという結論にたどり着くのは必然。今後、PCケースは自分で組み立てるのが当たり前になっていくのかもしれない。
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