Quest 2は値下げで売り切り、Quest Proは?
メタはQuest 3の発表に合わせて、従来機「Meta Quest 2」の値下げも発表しました。128GBを4万7300円(米価格300ドル)、256GBを5万3900円(米価格349ドル)に引き下げます。昨年8月の値上げ前の価格の基準に戻した形です。CPUとGPUのアップデートも実施し、CPU性能を最大26%、GPUのスピードを最大19%向上させる予定です。
Quest 2のパフォーマンスアップはおそらく、システムに使用している領域や、電池持ちなどの関係で制限していた部分を開放するということではないでしょうか。Quest 2はメタが制限をかけていて、スペック通りのパフォーマンスが出ないというのは開発者の間では知られていた話でした。
ただ、メタは過去のハードのアップデートをすぐ切り捨ててしまう傾向があるので、Quest 3が発売された後は、2000万台も販売しているので、すぐにというわけではないにせよ、Quest 2を併売するのではなく、かなり速くにフェードアウトさせていくのではないかという気がしますね。
もうひとつ「Quest Pro」の位置づけをどうするのかということもありますね。やはりパフォーマンスを上げるとは言っていますが、Quest ProはAR系の処理が必要な関係で、チップセットの制限を外すところはできないんじゃないかと思うんですよね。価格も高いし、チップセットが陳腐化することを考えても、購入する人はほとんどいなくなるんじゃないかなと。Quest Proを買った身からすると少々恨みごとを言いたくなりますが……。

この連載の記事
-
第134回
AI
“AI読者”が小説執筆の支えに 感想を励みに30話まで完成 -
第133回
AI
xAIの画像生成AI「Grok Imagine」が凄まじい。使い方は簡単、アダルト規制はユルユル -
第132回
AI
画像生成AI:NVIDIA版“Nano Banana”が面白い。物理的な正確さに強い「NVIDIA ChronoEdit」 -
第131回
AI
AIに恋して救われた人、依存した人 2.7万人の告白から見えた“現代の孤独”と、AI設計の問題点 -
第130回
AI
グーグルNano Banana級に便利 無料で使える画像生成AI「Qwen-Image-Edit-2509」の実力 -
第129回
AI
動画生成AI「Sora 2」強力機能、無料アプリで再現してみた -
第128回
AI
これがAIの集客力!ゲームショウで注目を浴びた“動く立体ヒロイン” -
第127回
AI
「Sora 2」は何がすごい? 著作権問題も含めて整理 -
第126回
AI
グーグル「Nano Banana」超えた? 画像生成AI「Seedream 4.0」徹底比較 -
第125回
AI
グーグル画像生成AI「Nano Banana」超便利に使える“神アプリ” AI開発で続々登場 -
第124回
AI
「やりたかった恋愛シミュレーション、AIで作れた」 AIゲームの進化と課題 - この連載の一覧へ













