Meteor LakeにはAI専用エンジンが搭載!?インテルブリーフィングまとめ
2023年05月29日 22時00分更新
インテルは、台湾・台北市で開催されるコンピューター関連の総合展示会「COMPUTEX TAIPEI 2023」に合わせ、5月27日にメディア向けブリーフィングを開催した。
本ブリーフィングにて、インテルは次世代プロセッサーとなる「Meteor Lake」(開発コードネーム)についてデモとプレゼンを実施。特に、今勢いのあるAIに関する機能にフォーカスしたプレゼンとなった。なお、本記事は現地ブリーフィングの前に実施された事前オンラインブリーフィングの情報をもとに執筆している。
現在、AIはサーバー側で処理しクラウドを通して活用されるものから、クライアントPC側の処理による分散型の形に変化している。今後は、AIアシスタントによるより多様なサポートが提供され、日常のあらゆる活動に影響を及ぼしてくる。インテルは、このPCの変革をリードする立場にあると主張する。
Meteor Lakeは、現在主力のAlder Lakeが採用する「Intel 7」プロセスの次世代、「Intel 4」プロセスを採用している。
2023年以降に提供されるMeteor Lakeでは、CPUとGPUに加え、AI専用の低電力エンジンだという「VPU」を搭載。このVPUによって、これまでCPUやGPUで行なっていた処理をより低電力に行えるようになり、かつCPUとGPUもそれぞれの処理で最適なパフォーマンスを発揮できるようになるという。
また、こうしたAI機能に関するエコシステムの展開もアピールされた。ビデオ会議のサポート機能や、Adobe製クリエイティブ系ソフトの機能を強化するほか、オープンソースのCGソフトなどとの連携も実現できるとのこと。
同社のロードマップでは、Meteor Lake以降の「Arrow Lake」、そしてその先の「Lunar Lake」の存在も明かされている。Meteor Lake/Arrow Lakeは前述通り電力効率とAIが特長とされているが、Lunar Lakeには“Ultra Low Power(超低消費電力)”の文字。今後の展開に期待したい。
この連載の記事
-
第48回
自作PC
21kgの超ド級ケースにファンまみれのCPUクーラーも!? SilverStoneブースレポート -
第47回
自作PC
水冷パーツでおなじみのEKWBがカッコよすぎるレーシング筐体を展示!? -
第46回
PCパーツ
COMPUTEX 2023で見つけたイカすパーツとヘンなもの -
第45回
PCパーツ
CORSAIRメモリーの最上位「DOMINATOR TITANIUM」が登場予定 -
第44回
PCパーツ
NoctuaがCPUクーラー「NH-D15」の後継モデルを披露 -
第43回
デジタル
MSIがWi-Fi 7対応の「MAX」シリーズなどマザーボードの新製品を公開 -
第42回
PCパーツ
Deepcoolの人気CPUクーラーに温度表示ができるDigital Versionを準備中 -
第41回
PCパーツ
スマホのような5インチ液晶を搭載する簡易水冷が格好良すぎ -
第40回
デジタル
14GB/sは現状最速か? MSIのPCIe 5.0対応SSDが無茶しすぎ! -
第39回
PCパーツ
ECSが小型PC「LIVA」の最新作をCOMPUTEXで展示 -
第37回
PCパーツ
大型ヒートシンク内蔵のPLATINUM電源をFSPが展示 - この連載の一覧へ