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米が減ると自動発注、パナソニックが実証実験

2023年05月10日 16時45分更新

文● ASCII

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 パナソニックは5月10日、public and co、つじ農園と共に、IoT重量センサーを用いた米の自動発注による業務効率化を目的とする実証実験を開始した。

 public and coが運営する神奈川県鎌倉市の関係案内所「はつひので@材木座」は、人と人のつながりを生むことを目的に掲げたコワーキングスペース。キッチンスペースに常備している米を炊いて、皆で一つの食卓を囲むことが特徴だ。米は、この想いに共感したつじ農園が提供している。

 はつひのででは、利用者が自由に炊飯できるため、米の消費量は日によって異なる。利用者に気兼ねなく食卓を囲んでもらうため、はつひのでの管理人は、常に米の在庫状況を把握しておく必要があり、その業務の効率化が求められていた。

 本実証では、パナソニックが開発したIoT重量センサーを用いて、コワーキングスペースに常備されている米の残量を遠隔把握し、規定値まで減ると自動的に米を発注する仕組みを構築した。

 さらに、人のつながりを大切にするpublic and coとつじ農園の思いを後押しするため、発注後には、つじ農園から発注完了のお知らせと同時に、米をおいしく食べられるレシピなどのメッセージが届く仕様にしている。

 今回の実証を通じて、コワーキングスペースの無人化・省人化への貢献、ならびに生産者と購入者が直接つながることによる効果を検証する。検証期間は8月10日まで。

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