AMDは5月8日、Ryzen 7000シリーズモバイルプロセッサーの新たなラインアップとして、薄型デバイス向けのRyzen 7040Uシリーズモバイルプロセッサーを発表した。Ryzen 7 7840U、Ryzen 5 7640U、Ryzen 5 7540U、Ryzen 3 7440Uをラインアップする。
Ryzen 7040UシリーズモバイルプロセッサーはZen 4アーキテクチャーを採用し、最大8コア、16スレッド、TDPは15~30W、CPUのブーストクロックは最大5.1GHzを実現。クラス最速の処理性能をうたい、Ryzen 7 7840UとCore i7-1360Pシリーズと比較した場合、アプリケーション処理性能では129~228%、ゲーミング性能では130~239%の性能を発揮するとしている。
グラフィック性能は、RDNA 3採用のRadeon 700Mシリーズを搭載し、動作クロックは最大2.7GHzとしている。ピーク性能を向上したほか、GPUとディスプレーコントローラーを省電力化した。
また、Ryzen 7 7840UとRyzen 5 7640Uは、AIコア「Ryzen AI」を搭載。Windows 11の「Studio Effects Pack」に対応し、ビデオ通話の際にオートフレーミングや背景ぼかしといった機能を利用できる。