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MITテクノロジーレビュー

Ascendant StudiosとEA Originalによる新作ファーストパソンシューティング

EAがおくる新作魔法FPS『アヴェウムの騎士団』の魅力とは?

2023年04月14日 01時10分更新

文● ASCII

 エレクトロニック・アーツは4月某日、同社のゲームブランドEA Originalsと開発スタジオAscendant Studiosによる完全新作ファーストパーソン魔法シューター『アヴェウムの騎士団(英題:Immortals of Aveum)』のオンラインプレビューイベントを開催した。ここでは、そこで判明した本作の魅力をお届けしていこう。

 本作の対応プラットフォームは、PlayStation 5/Xbox Series X|S/PC。発売日は2023年7月20日予定だ。

発表トレーラー

実力派のスタッフが集結しておくる『アヴェウムの騎士団』

 本作は、『Call of Duty: World War II』や『Dead Space』『The Lord of the Rings: The Return of the King』『007 From Russia With Love』など、数々の名作タイトルの開発に携わったBret Robbins氏が立ち上げたスタジオAscendant Studiosが手掛ける完全新作ファーストパーソンシューティング。

 Bret氏は数々のゲームを制作してきて、現代兵器で戦うFPSをプレイしていた際「ヘリコプターではなくドラゴンが飛んでいたらどうだろう?」「RPGなどの砲弾でなく、これがもしファイヤーボールだったらどうだろう?」そして「プレイヤーが魔導士だったらどうだろう?」とイメージを考え始めたという。

 そしてその後、「そういうゲームをプレイをしたい」から「作りたい」と考えるようになり、Bret氏の友人であり、投資家であるブライアン・シェフ氏をパートナーに、2018年にAsendant Studiosを立ち上げた。これが、『アヴェウムの騎士団』の開発のスタートでもある。

 それから5年、コロナなどの苦難もあったが、開発メンバーは最初の1人から25人、50人、100人と増えていき、本作の制作にあたってきたという。

 EA Originalは本作のデモ版をプレイし、その驚きの内容に惚れ込んで、全世界のユーザーに届けたいと共同制作の話を申し出たとのこと。なお、本作はUnreal Engine 5.1のバージョンで作成されている。

Asendant Studios

『アヴェウムの騎士団』とは?

 本作は、魔法を使ったファーストパーソンシューティングゲーム。プレイヤーは、アンフォーシーンと呼ばれる、本来は魔法を使うことができない生まれの青年・ジャックを操ることになる。

 彼は物語の最初に発生するトラウマを植え付けられた出来事から、魔法が使えるようになるという。それ以降は「トライアーク」として、青・赤・緑の3色の魔法を使いこなす魔法使いになっていく。

 そして「イモータルズ」のリーダー「カーカン」から才能を見い出され、そこに所属することになる。なお、イモータルズはこの世界の騎士団で、最強の魔法使いの集団だ。

 本作はシングルプレイのシューターであり、20時間以上の壮大な伝説のような物語をアヴェウムの世界で紡いでいく。

ゲームの舞台「アヴェウム」

 本作の世界の特徴は、レイラインという魔法の力の奔流が大地を駆け巡っていること。そしてもう1つが「ウーンド」。「ウーンド」は莫大な底が見えないクレーターで、アヴェウムの中心にあり、日々、巨大になっているという。

 「ウーンド」の中心には「エンタサイト」と呼ばれる制作者不明の何マイルもの高さを持つ巨象があり、この世界の人々はこれを神のように扱っている。

 アヴェウムは千年以上「エヴァーウォー」という戦争で蹂躙されている。これは魔法、そしてレイラインを争う戦いのこと。ジャックが所属するルシアムとルシアン、2つの国の間で戦いは行なわれており、ルシアンの国のリーダーはル・サンドラック。ルシアン陣を率いている。

 ジャックは彼の特殊な能力「トライアーク」として、またイモータルの騎士団員として、サンドラックの魔法の支配、そしてアヴェウムの侵略を阻止する重要な役割を果たすことになる。

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