4月12日(水)より実装予定

『PSO2 ニュージェネシス』新クラス「スレイヤー」先行体験レポート、近距離高速戦闘が好きな人にオススメ!

2023年04月21日 09時00分更新

文● 松野将太 編集●ジサトラハッチ/ASCII

 セガがサービス中のオンラインRPG「ファンタシースターオンライン2 ニュージェネシス(以下、NGS)」では、4月12日(水)より新たなクラス「スレイヤー」が登場した。

 「NGS」はすでに9つのクラスが実装されているが、スレイヤーは銃と剣の機能を併せ持つ専用武器「ガンスラッシュ」を扱う初めてのクラスとなる。移動入力の有無により2つのまったく異なる技が発動するフォトンアーツ(以下、PA)を使い、テンポの速い連続攻撃を繰り出していくのが大きな特徴だ。

 この記事では、先日メディア向けに開催された新クラス体験会の情報をベースに、スレイヤーの概要を紹介していこう。

高速攻撃でゲージを溜めて、
「ガンスラッシュギアオーバードライブ」で大ダメージを出す

武器はガンスラッシュのみ。「PSO2」の「ラスター」に相当するクラスとなる

 冒頭でも述べた通り、スレイヤーはガンスラッシュのみを扱うクラスで、ほかの武器を持ったり、テクニックを活用することはできない。「PSO2」時代のプレイヤーであれば、同じようにガンスラッシュのみを扱う「ラスター」に近いクラスと言えばイメージが掴みやすいだろう。

 とはいえラスターのような3種のスタイル変更はなく、クラススキルやギア周りの機能なども整理されているため、より短時間で操作に慣れることができる印象だ。

通常攻撃のチャージ1段階目は高速連射、2段階目は巨大なフォトン弾を発射する強攻撃となる

 スレイヤーは射撃タイプのクラスという位置づけで、通常攻撃はボタン押下により3段までの連続射撃が可能。また、チャージにより攻撃内容が変化し、1段階目で短時間での連射、2段階目でダメージの大きい強攻撃が発動する。

 なお、「PSO2」時代には銃モードと剣モードの切り替えを能動的に実行できたガンスラッシュだが、スレイヤーの通常攻撃に関しては剣モードが存在せず、フォトンアーツやクラススキルでの攻撃時にのみ剣モードが登場する形になったようだ。もちろん、フォトンアーツでの剣攻撃時にも射撃力のステータスが攻撃力に反映される。

「スラッシュカウンター」を習得していれば、ガード成功後にカウンター入力が可能

 武器アクションはガードとなっており、攻撃を回避しつつエネミーを斬りつけてくれる。また、パッシブスキル「スラッシュカウンター」を取得している場合は、ガード成功後に通常攻撃ボタンか武器アクションボタンを押すことで、能動的にカウンター攻撃を発動可能だ。

 通常攻撃ボタンでは短時間の射撃攻撃、武器アクションボタンでは少し長めの連続攻撃が出るため、状況によって使い分ければ攻撃を受けずに高いダメージを出しやすくなる。

 実装時に用意されるPAは全4種類。これらには「ステイアーツ」と「ムーブアーツ」という2種類の技が割り振られており、移動入力をせず発動した場合に「ステイアーツ」の技が、移動入力をしながら発動した場合には「ムーブアーツ」の技がそれぞれ発動する。対戦格闘ゲームのように移動入力と組み合わせることで、実質的に8つのPAを使用することが可能なわけだ。

 同じPAで発動可能な2種類の技は相互に補完するような性能を持っており、続けて発動することでコンボのように連続攻撃を決められるのも特徴と言える。

「シフティングスピカ」のステイアーツでは、前方に斬撃ののちフォトン弾による射撃を行なう

 「シフティングスピカ」は、ステイアーツでは近距離前方を斬りつけてフォトン弾を放つシンプルな攻撃、ムーブアーツでは高速でエネミーに突進し刺突とフォトン弾による攻撃が可能だ。いわゆる単体エネミー向けの攻撃という位置づけで、特にムーブアーツの突進は使い勝手がいい。ムーブアーツからステイアーツに繋げることで、単体エネミー向けのコンボになるのは手軽で扱いやすい印象だ。

「フローイングシリウス」は広範囲を巻き込む斬撃。移動しつつ範囲攻撃できるため非常に使い勝手がいい

 「フローイングシリウス」は、ステイアーツでは強力な連続攻撃、ムーブアーツでは入力方向に移動しつつ周囲への攻撃を発動する。

 また、ステイアーツは追加の入力により2段コンボが可能。緊急クエストやトライアルでの小型エネミーとの戦闘では、ムーブアーツで多くのエネミーを巻き込めるポジションに移動しつつ強力なステイアーツの連続攻撃に繋げる、といった使い方が想定できる。どちらも使用頻度は高めになりそうだ。

「リーピングレグルス」。やや遠方のエネミーにはムーブアーツで爆弾を蹴り飛ばして範囲攻撃できる

 「リーピングレグルス」は、ステイアーツでフォトンの爆弾を放り投げつつ背後に後退、ムーブアーツでは前方にフォトン爆弾を蹴り飛ばして遠くにいるエネミーを範囲攻撃できる。ステイアーツは位置調整に便利で、ムーブアーツは遠方で接敵している味方のサポートなどに使いやすい。ステイアーツで背後に飛びのきつつ攻撃してエネミーとの距離を稼ぎ、ムーブアーツで追い打ちをかける、といった使い方も考えられる。

「ウェービングリゲル」。ムーブアーツで上昇し、大型エネミーの弱点を狙うといった使い方が可能

 「ウェービングリゲル」は、ステイアーツでやや狭い範囲の衝撃波による範囲攻撃、ムーブアーツで上昇しながらの斬撃が発動する。ムーブアーツに関しては発動するだけで高さを取れるため、大型エネミーの弱点などを狙いたい場合には重宝しそうだ。ちなみにステイアーツは空中発動した場合、地面まで高速で落下する。ややクセがあるので、使いどころを見極める必要があるだろう。

「ガンスラッシュギアオーバードライブ」のフィニッシュ攻撃はエネミーに大ダメージを与える。エフェクトの派手さも見どころ

 クラススキルについても、体験会で見ることができた一部を紹介しよう。

 パッシブスキル「ガンスラッシュギア」は、エネミーに攻撃し続けることで蓄積されていくギアゲージだ。ゲージ段階に応じてクリティカル率の上昇やPP消費減少といった効果が得られ、一定時間エネミーに攻撃できなければゲージがリセットされ、PPが回復する。

 最大まで溜めたギアはアクティブスキル「ガンスラッシュギアオーバードライブ」で解放でき、一定時間ギア効果を増大させつつ、制限時間中にもう一度スキルボタンを押すことで強力な攻撃を発動する。基本的には高速でゲージを溜め、なるべくオーバードライブを高頻度で回していくことが高いダメージを得る近道になるだろう。

「スラッシュパスート」は使用することでPAに追加攻撃が発生し、ギアを回収しやすくなる

 これらのゲージ蓄積効率を高めるためのスキルも複数存在する。「スラッシュパスート」は、PA発動中にキャラクターが光ったタイミングで通常ボタンを押すことで追加攻撃が発生するパッシブスキル。追撃時にギアゲージが上昇し、PPの回収も可能だ。

 「アンリーシュレイジ」は、ゲージを消費しつつエネミーに接近して強力な攻撃を発動し、攻撃が成功した場合に大きくゲージを上昇させるアクティブスキル。リスクがあるが、定期的に発動していくことで、ゲージを素早く蓄積できるわけだ。

高速攻撃でゲージを溜めつつ、なるべく高頻度で「ガンスラッシュギアオーバードライブ」を発動していく。やりごたえの大きいクラスだ

近距離高速戦闘好きに刺さる新クラス!

 総じてアクション性が高く、各PAのアーツの切り替えに慣れていくことで、小気味よいテンポで次々とエネミーを倒していけるのがスレイヤーの大きな魅力だと感じられた。

 加えて「ガンスラッシュギアオーバードライブ」のフィニッシュ攻撃は演出がPA並みのド派手さで、決まったときには爽快感も大きい。射撃クラスではあるが、フォトンブラストを使う都合上戦闘レンジは近~中距離がメインとなるため、近距離高速戦闘が好みなプレイヤーには特に刺さるクラスではないだろうか。

 スレイヤーは4月12日(水)より実装されており、同日から期間中に期間限定タスク「クラスの変更」をクリアすると、強化済みのガンスラッシュ「レネッサスラッシュ」がもらえる「スレイヤー任務執行キャンペーン」も開催されているので、ぜひプレイしてみよう。

【ゲーム情報】

タイトル:ファンタシースターオンライン2 ニュージェネシス(NGS)
ジャンル:オンラインRPG
配信:セガ
プラットフォーム:PlayStation 4/Windows PC/クラウド版(Nintendo Switch/Windows PC)
配信日:配信中(2021年6月9日サービス開始)
価格:基本プレイ無料(一部有料アイテムあり)
プレイ人数:1人(最大12人協力プレイ)
CERO:D(17歳以上対象)

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