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G-Master Spear X670Aをレビュー

Ryzen 9 7950X3D&GeForce RTX 4080搭載PC、クセはあるがゲーミング性能は本物

2023年04月04日 11時00分更新

文● 宮里圭介 編集●ジサトライッペイ/ASCII

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定番ベンチマークでもしっかり強い

 さて、Ryzen 9 7950X3Dのユニークな挙動を把握したところで、本格的にG-Master Spear X670Aのベンチマークに移ろう。いつも通り、今使っているPCとの性能差を確かめやすいよう、定番のベンチマークソフトでテストした。

 まずは総合性能を計測できる「PCMark 10」。実際のソフトを使い、多くの用途でPCの性能を測り、スコアー化してくれるベンチマークソフトだ。ブラウザーやビデオ会議といった一般用途の「Essentials」、主にオフィス系ソフトの性能を見る「Productivity」、動画や写真編集などの性能となる「Digital Content Creation」という、3つのサブスコアーも注目してほしい。

PCMark 10の結果

 CPUが16コア/32スレッドということに加え、ビデオカードにGeForce RTX 4080搭載モデルを採用しているということもあり、総合スコアーは9835と非常に高い。Digital Content Creationのスコアーも高く、CPUとGPUの実力は本物と言える。

 続いては「3DMark」を見てみよう。まずはDirectX 12 Ultimateに対応し、最も重たい「Speed Way」から。グローバルイルミネーションやレイトレーシングなどの効果が使われるため、最新世代のビデオカードでなければ、かなり厳しいテストだ。

3DMark Speed Wayの結果

 スコアーは7153とこちらもかなり良好。Core i9-13900KとGeForce RTX 4080採用ビデオカードを搭載した別のPCのスコアーが7078だったので、わずかとはいえ上回っていることになる。もちろん、インテルCPUは電力制限次第(つまり、冷却環境次第)で性能が大きく変わるため、この結果をもってどちらが強いとは言い切れないが、いい勝負ができそうだとは言える。

 ほかのテスト結果は下記にまとめたので、性能比較の参考にしてほしい。

3DMarkの結果(まとめ)

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