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グループウェア最新版、顧客の声に基づいて「わかりづらい」「使いづらい」の解消を目指す

ネオジャパン、50以上の機能改善を図る「desknet's NEO V7.5」リリース

2023年03月29日 11時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 ネオジャパンは2023年3月29日、同社グループウェアの最新バージョンとなる「desknet's NEO V7.5」の提供を開始した。

 今回はマイナーバージョンアップであり新機能の追加はないが、ユーザーから寄せられた声に基づき15の機能で50項目以上の機能改善を実施し、「わかりづらさ」「使いづらさ」の解消を図ったとしている。

ネオジャパン「desknet's NEO V7.5」の主要な機能改善ポイント

 共有カレンダーの「スケジュール・設備予約」機能では、これまで他のユーザーが追加した予定は、変更権限を与える設定をしていなければ、予定の登録先(会議参加者など)に含まれたユーザーでも変更や削除ができなかった。新バージョンではこれが改善され、登録先ユーザーであれば変更や削除が可能になる。

 さらに、これまでは予定を削除すると削除した登録先ユーザーの予定からのみ削除されていたが、今回のバージョンアップによって、ほかの登録者も含めて予定を削除することも選択できるようになった。

 またこれまでは、別の予定と時間が重複する予定の追加は、すべて許可する/すべて拒否する設定しかなかった。今回のバージョンアップにより、時間が重複する予定を追加するとアラートが表示されて、それでも追加するかどうかがたずねられるようになっている。そのほか、画面表示をよりわかりやすくする複数の改善が加えられている。

「スケジュール・設備予約」機能の改善点の1つ「予定の変更・削除」

 社内申請の回覧などを管理する「ワークフロー」機能では、申請の差し戻しを行う際に、任意の決裁者/グループを指定して差し戻すことができるようになった。またワークフローの作成時に、申請者が任意のユーザーを指定できるステップを挟むことも可能になった。

 ほかにも、申請が完了して「文書管理」に自動保存された際のメール通知機能、申請書を複写して新規作成する機能で、古い申請書式や申請経路が使われないよう制限する機能なども追加されている。

「ワークフロー」機能では、任意の決裁者への差し戻しや、任意の承認者を指定するステップの追加が行えるようになった

 desknet's NEOの組み込みアプリが開発できる「AppSuite」機能では、Excel互換の文字列操作関数(LEFT/RIGHT/MID/LEN/FIND)やチェックボックス/リストボックス関数(CONTAINS)が新たに追加された。

 またアプリ上で「複写して作成」する際に、各部品の値(作成日など)までコピーしない設定、添付ファイルのサムネイルを固定サイズで表示する機能、集計結果のCSVエクスポート時に文字コードと区切り文字を選択できる機能などが追加された。

「AppSuite」機能では、Excelのような文字列操作を可能にする関数が追加された

 そのほかにも多数の機能追加/改善点がある。一覧は同社Webサイトで参照できる。

 desknet's NEOはクラウド版とパッケージ版(オンプレミス版)を提供しており、クラウド版は1ユーザーあたり月額400円(税抜)から。新バージョン(V7.5)の提供開始予定日は、クラウド版の新規利用、およびパッケージ版の新規インストール/バージョンアップは3月29日から。利用中のクラウド版環境では4月から提供開始予定。

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