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グループチャットで入り混じる複数の話題を整理して表示できる「トピック」機能を追加

ネオジャパン、ビジネスチャット「ChatLuck」最新版V5.5提供開始

2023年01月19日 11時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 ネオジャパンは2023年1月19日、オンプレミス導入にも対応する同社ビジネスチャット製品の最新版「ChatLuck バージョン5.5」の提供を開始した。グループチャット内で複数の話題ごとに会話を整理する新機能「トピック」のほか、指定日時に自動送信される「リマインダー」機能、「リアクション」にオリジナルアイコンを登録できる機能などが追加されている。

「ChatLuck バージョン5.5」では、グループチャット内で会話を整理する「トピック」機能が追加された

 ChatLuckは、PCブラウザやスマートフォンアプリから利用できるビジネスチャットシステム。クラウド版に加えてパッケージ版(オンプレミス版)もラインアップしているため、大手企業のほか社会インフラ系企業、自治体などでも採用されている。

 最新版となるV5.5ではまず、グループチャット(ChatLuckでは「ルーム」と呼ぶ)や1対1の会話(同「コンタクト」)の中で、簡単に話題を整理できるトピック機能が追加された。

 グループチャットでは、複数の話題が並行して進行したり大量のメッセージが投稿されたりすることで、会話の流れが見えなくなったり重要なメッセージを見落としてしまったりする問題が起こりがちだ。

 トピック機能は、グループ内に話題ごとの“小部屋”を作って、そこでメッセージをやり取りすることでチャット内の話題を整理する機能だ。新しい話題を始める際に「トピック」を立ち上げると、そのトピックに属するメッセージだけが表示される画面が用意される。そこでやり取りすることで、会話の流れを追うことが簡単になり、メッセージの見落としなども防げる。

グループチャット(「ルーム」)と「トピック」の関係イメージ

トピック機能の利用例。「東日本営業部」グループ内で「ネットワーク勉強会」というトピックを立ち上げると、そのトピックのみの会話画面が生成される

 トピックは、別の小グループを用意するようなかたちではなく、個々のメッセージに“トピックのタグ付け”をして表示する仕組みとなっている。そのため、グループチャット全体のタイムラインもそのまま維持される。

 またトピック単位で「進行中」「終了」を整理する機能も用意されており、現在進行している議論だけをチェックしたり、過去のやり取りを振り返ったりすることも簡単にできる。

トピックが増えすぎて見失わないように「進行中」「終了」という整理もできる

 リマインダー機能は、ユーザーが指定した日時にリマインドメッセージを自動送信してくれるシンプルな機能だ。自分自身だけでなくグループやルームに通知をしたり、スケジュール設定で定期的に(毎日/毎週/毎月/毎年)実行したりすることができる。

リマインダー機能の利用例

 そのほか、メッセージに対するリアクション機能では、リアクションのアイコンを自由に追加/変更できる新機能が用意された。また、各種機能メニューをプルダウン式ではなくウィンドウ右端への常時表示式に変更し、ユーザーがさまざまな機能にアクセスしやすくしている。

 最新版V5.5へはパッケージ版、クラウド版とも無償でバージョンアップできる。パッケージ版では新規インストーラー、アップデートモジュールとも1月19日から提供を開始する。クラウド版は、新規導入顧客については1月19日から提供開始、既存顧客環境へのバージョンアップ適用は2月9日を予定している。

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