このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第407回
山根博士のグロスマレビュー
日本上陸予定のOrbicが北米で発売する5Gミリ波対応スマホ「Myra 5G UW」をチェック
2023年03月23日 12時00分更新
シンプルなカメラで撮影も簡単
カメラアプリのUIはきわめてシンプルな構成になっている。カメラは広角と超広角を搭載していながら、デフォルトのカメラアプリでは倍率は1倍のみが表示されており、そこからデジタルで最大8倍までの望遠に対応する。カメラのモードも「VIDEO(動画)」「PHOTO(写真)」「三(その他)」のみ。カメラを起動して難しい事を考えずに日常の1コマを気軽に写して残す、そんな使い方をイメージしているのだろう。静止画は標準では1200万画素で撮影、動画は4K UHDまで対応する。
「その他」のモードには4800万画素への高画質固定モードやナイトモードもある。そして珍しいことにこちらで「超広角」に切り替える。超広角は800万画素と画質がやや落ちることもあり、記録用に使うのがいいかもしれない。プロモードがあるのはちょっと頑張っている。また、QRコードリーダーは内蔵されている。
それでは以下は実際の作例だ。
【まとめ】日本投入は価格が決め手になるか
Myra 5G UWは大手メーカーの製品ではないものの本体の作りは悪くなく、5Gミリ波に対応するなど無線周りの設計もしっかりしている。ディスプレーやカメラは価格を抑えたことから必要最小限ではあるものの、4Gから5Gへの乗り換え用端末として、キャリアにとっては重要な製品になっていることは間違いない。
Myra 5G UWはベライゾン向けに開発された製品であり、日本では同じクラスのライバル製品が多いことから、このまま日本向け製品として登場することはないだろう。しかし、今後日本でも5Gミリ波の普及が進むことを考えると、アグレッシブな価格設定をした製品や「大手キャリアのミリ波対応ミドルレンジ機」をOrbicが日本に投入する可能性は十分考えられる。Orbicの日本投入製品に期待したい。
この連載の記事
-
第516回
スマホ
カメラやAIの性能に違いはあるのか? Xiaomi 14Tと14T Proを使い比べてみた -
第515回
スマホ
日本発売が決定した可変絞りカメラ搭載のハイエンドスマホ「nubia Z70 Ultra」速攻チェック -
第514回
スマホ
2人同時に音楽を楽しめる青春スマホ「nubia Music」に新しい可能性をを見た -
第513回
スマホ
4万円で買えるゲーミングスマホも! コスパに優れたデザインスマホ「realme 13」シリーズがアツイ! -
第513回
スマホ
100倍望遠が実用的なスマホ「vivo X200 Pro」はカメラ性能が変わらず最強だった -
第512回
スマホ
ツァイスカメラ搭載のスマホ「vivo V40」は可変色LEDライトでポートレート撮影も得意 -
第511回
スマホ
価格も性能も妥協したくない人にオススメの王道ハイエンドスマホ3選 -
第510回
スマホ
スマホは高くない! 2万円台で買えるオススメ格安エントリースマホ4選 -
第509回
スマホ
着せ替えスマホ「CMF Phone 1」はカスタマイズが楽しいが実用面での弱点もあり -
第508回
スマホ
たたんでも極薄9.2mm! 世界最薄折りたたみスマホ「HONOR Magic V3」を試す -
第507回
スマホ
シャオミの「Redmi Note 13 Pro+ 5G」は2億画素カメラに防水防塵など必要な機能が揃って6万円以下 - この連載の一覧へ