鉄板＆今が旬なパーツを性能検証!! 第55回

【鉄板＆旬パーツ】PCIe4.0最速クラスで2TBが2万円切り！SUNEASTのSSD「SE900 NVMe 70」を使ってみた

PS5に搭載してみた

　通常は、PCでのパフォーマンスチェックからはじめるが、ヒートシンク標準装備の「SE900 NVMe 70」はターゲットがPS5の増設ストレージなので、まずはPS5に搭載してみた。

　さっそく取り付けると、AmazonでPS5動作確認済みとあるだけあって、増設スロットに取り付ければスムーズに認識し、フォーマット後のリードテストも6300MB/s台の高パフォーマンスを発揮していた。

PS5のリードテストでは、6381MB/sという優秀な速度を記録した

「SUNEAST Gen4 G70 2TB」として認識した

　実際に本体内蔵ストレージから、増設した「SE900NVG70-02TB」に、505GB分のゲームデータを移動すると、所要時間は6分28秒と、筆者愛用中のCrucial「P5 Plus 1TB CT1000P5PSSD8JP」から、1分弱短縮した。

　そのまま移動したゲームタイトルを3時間ほどプレイしたが、ロードのモタつきなどを感じることはなかった。100％ではないが、2万円を切る価格でPS5のストレージを2TBも増やせるのは、かなり魅力的だ。

PCで「SE900NVG70-02TB」のピーク性能を確認

　続けては、Ryzen 9 7900や、AMD X670Eチップセット採用マザーボードのASRock「X670E Taichi」などで構築したPCに、「SE900NVG70-02TB」を搭載して、その実力を確認していこう。

「CrystalDiskInfo 8.17.14」。PS5とPC上のテストで、10TBほど書き込んだ

テスト環境
CPU	AMD「Ryzen 9 7900」 （12コア/24スレッド、最大5.40GHz）
CPUクーラー	Corsair「Hydro X Series XC7 RGB PRO CPU Water Block」 （ウォーターブロック、360mmラジエーターなど）
マザーボード	ASRock「X670E Taichi」 （AMD X670E、E-ATX）
メモリー	Samsung「M323R2GA3BB0-CQK0L DDR5-4800 16GB」 （DDR5-4800＠6000、16GB×2、CL36-36-36）
ビデオカード	ASRock「Radeon RX 7900 XTX Taichi 24GB OC」 （Radeon RX 7900 XTX、24GB GDDR6）
ストレージ	Samsung「990 PRO 1TB MZ-V9P1T0B」（1TB M.2 SSD、PCIe 4.0） SUNEAST「SE900 NVMe 70 SE900NVG70-02TB」（2TB M.2 SSD、PCIe 4.0）
電源ユニット	SUPER FLOWER「LEADEX VI PLATINUM PRO SF-1000F14PE」 （1000W、80PLUS Platinum）
OS	Microsoft「Windows 11 Pro 22H2」

PCIe4.0最速クラスのリード・ライトを発揮

　さっそく定番ストレージベンチマーク「CrystalDiskMark 8.0.4」を実行すると、シーケンシャルリード7400MB/s台、同ライト6700MB/sというPCIe4.0 NVMe SSD最速クラスのパフォーマンスを発揮している。

　データサイズでの影響を確認するために、データサイズ64GiBでも実行すると「SEQ1M Q1T1」のライトが4488.25MB/sまでダウンしたが、そのほかは1GiB時と同じ優秀なアクセス速度を発揮している。

　さらにNVMe SSDモードで計測すると、ランダムアクセス速度の「RND4K Q32T16」は、IOPS換算でリード89万9292 IOSP、ライト109万8266 IOPSだった。シーケンシャルのようにPCIe4.0最速クラスとはいかないが、十分高速と言える。

「CrystalDiskMark 8.0.4」の結果。2万円切りで、このアクセス速度なのは驚きだ

64GiBの結果

　次に実行した「ATTO Disk Benchmark 4.01.0f1」も優秀な結果で、データサイズ1MBでほぼピーク性能に達し、安定してリード・ライト6.0GB/s台のアクセス速度を発揮していた。

「ATTO Disk Benchmark 4.01.0f1」の結果