今度はロンドンのサムスンストアに!
F1シミュレーターも体験可能
2月17日にグローバルで発売になったサムスンのフラッグシップスマートフォン「Galaxy S23」シリーズ。東京・原宿にある「Galaxy Harajuku」のような常設の体験ストアは、日本以外にもいくつかの都市に存在します。今回はMWC Barcelona 2023の取材の途中でロンドンに立ち寄り、キングスクロスの再開発地区にある「Samsung KX」を訪問しました。
Samsung KXは古い建物をリノベーションしたショッピングモール「コールドロップスヤード」の1フロアに入っています。訪問したのは2月下旬、ロンドンの気温はまだ10度以下と寒いものの、Samsung KXのフロアに入れば広々とした解放感あふれる空間が、外気の厳しさを忘れさせてくれます。しかもスタッフはみなフレンドリー。「Galaxy S23を触りに来た」と伝えると「思う存分自由に触ってね」と笑顔で応えてくれました。
筆者は何度かこのSamsung KXを訪れています。今回はGalaxy S23発売直後ということで、Galaxy S23、Galaxy S23+、Galaxy S23 Ultraの実機展示が店内の大半を占めていました。4色のカラバリもすべてあり、休憩スペースのソファーの横に置いてある端末もGalaxy S23 Ultraというこだわりよう。さらに純正のケースもほぼ全種類を展示しており、気になったものや好みのものを試すことができました。ケースは定番のTPUや小窓のあるフリップ式から、ビーガンレザーの高級感あるものまで種類は豊富。前モデル「Galaxy S22」シリーズより種類が増えているように感じます。
ひとつ気になったケースが「Galaxy S23 Ultra Clear Gadget Case」。ただの透明ケースなのですが透明度が高く、自然をインスパイアしたGalaxy S23シリーズの4色のボディーカラーをそのまま見せてくれます。また背面にはスマホリングもあるので落下防止対策もばっちり。このリングは脱着式のようで、ストラップ付きリングなどに交換できるようです。今後、様々なアクセサリが出てくるのでしょう。
Galaxy S23シリーズだけではなく、こちらもサムスンの「顔」となっている折りたたみモデルのケースも豊富に展示。Galaxy Z Fold4やGalaxy Z Flip4は高価な端末だけにケースはぜひ付けたいところです。またやや前の製品ですがGalaxy S21 FEのケースも様々なものが展示されていました。Galaxy S21 FEは今でも利用者が多いベストセラーモデルであり、価格が手ごろだったことからイギリスでもかなり売れたそうです。
スマートフォン以外に目を向けると、ノートPCも現行モデルをすべて展示しています。Galaxy S23と同時に発表された「Galaxy Book3 Pro」シリーズも展示されており、Galaxy S23やGalaxy Tab S8などとの連携もその場で試すことができます。Galaxy S23 UltraをDeX機能でGalaxy Book3 Proにつなぎ、さらにGalaxy Tab S8 UltraをPCのセカンドモニターにして使う、なんてぜいたくなことも試せるわけです。Galaxyエコシステムの強化はGalaxy S23の特徴機能でもあるだけに、来客も注目していました。
スマートウォッチ「Galaxy Watch5」シリーズはベルト見本も展示。こちらはスマートフォンとの連携よりも、ファッションアイテムとして見せている感じです。実際にGalaxy Watch5を腕に付けて装着具合やデザインを確認するお客さんも見かけました。
さてGalaxy S23シリーズはパフォーマンスも高いことから、ゲーミングスマートフォンとしても十分な性能を発揮します。Samsung KXにはゲーム体験コーナーもあり、55型の曲面ディスプレーを90度回転できる「Samsung Odyssey Ark」にGalaxy S23 Ultraをつないでゲームをプレイするという体験も行なわれていました。ちなみにOdyssey Arkは縦方向にすると画面を3分割表示可能で、「ゲーム」「TV」「YouTube」なんてマルチタスク的な表示も可能。TVももはや複数のコンテンツを同時に表示できるのです。
ところでサムスンの体験店というとVRを使った体感ゲームが一時期どの店にもあったものです。Samsung KXには新型体験ゲーム機として、AXSIMによる本格的なF1シム「Formula Simulator」が設置されています。空き時間にちょっと楽しむというレベルではなく、シートベルトのエアチューブが身体を圧迫し「G」を体験できてしまう本格的なもの。これをプレイするためだけにSamsung KXを訪問する価値があるかもしれません。
店内にはカフェもあり、電源のあるテーブルもあるのでGalaxyシリーズをじっくり触りゲームを体験したら、ここでのんびりするのもいいでしょう。コワーキングスペースのように仕事を持ち込んで集中している来客の姿もちらほら。ロンドンで電源とテーブル使える場所として覚えていてもいいでしょう。なお筆者は日本に行くとGalaxy Harajukuのカフェでよく仕事をしています。
サムスンの家電の柱であるTVも最新のものが展示されており、ソファーに腰掛けて映画を体験することもできます。GalaxyスマートフォンのみならずノートPCや家電の最新製品も体験できるSamsung KX、ロンドンで時間があったらぜひ立ち寄ってください。
「スマホ好き」を名乗るなら絶対に読むべき
山根博士の新連載がASCII倶楽部で好評連載中!
長年、自らの足で携帯業界を取材しつづけている山根博士が、栄枯盛衰を解説。アスキーの連載「山根博士の海外モバイル通信」が世界のモバイルの「いま」と「未来」に関するものならば、ASCII倶楽部の「スマホメーカー栄枯盛衰~山根博士の携帯大辞典」は、モバイルの「過去」を知るための新連載!
「アップルも最初は試行錯誤していた」「ノキアはなぜ、モバイルの王者の座を降りたのか」──熟練のガジェットマニアならなつかしく、若いモバイラーなら逆に新鮮。「スマホ」を語る上で絶対に必要な業界の歴史を山根博士と振り返りましょう!
→ASCII倶楽部「スマホメーカー栄枯盛衰~山根博士の携帯大辞典」を読む
★ASCII倶楽部は、ASCIIが提供する会員サービスです。有料会員に登録すると、 会員限定の連載記事、特集企画が読めるようになるほか、過去の映像企画のアーカイブ閲覧、編集部員の生の声を掲載する会員限定メルマガの受信もできるようになります。さらに、電子雑誌「週刊アスキー」がバックナンバーを含めてブラウザー上で読み放題になるサービスも展開中です。
この連載の記事
-
第725回
スマホ
この冬一番の注目スマホ、超薄型折りたたみの「心系天下W25」がサムスンから登場 -
第724回
スマホ
駅名ごとGalaxy! クアラルンプールの「Samsung Galaxy駅」がスゴすぎた! -
第723回
スマホ
レトロデザインが可愛すぎる!? Nokiaケータイ風リュックの良さを知ってほしい! -
第722回
スマホ
iPhone 16発売直後の深セン、中国でも中古買い取りショップと転売が盛況 -
第721回
スマホ
日本と変わらぬ熱気がスゴイ! 中国・深セン版「ポタフェス」に行った -
第720回
スマホ
USBケーブルや電源プラグに4G内蔵も! 進化するモバイルルーターたち -
第719回
スマホ
ドイツでも人気のシャオミのスマホ、ライカカメラで注目を高める -
第718回
スマホ
毎月の無料ギフトが楽しみなドンキのSIM「マジモバ」を契約してみた -
第717回
スマホ
ファーウェイの新型EV「LUXEED」はスマート化でよりモバイルとクルマは密接な関係に -
第716回
スマホ
ディスプレー展示会で見てわかった最近のスマホの背面が美しい理由 -
第715回
スマホ
シャオミから大ヒット商品が登場! 4倍の値段で取引されるポータブルプリンター - この連載の一覧へ