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鉄板&今が旬なパーツを性能検証!! 第54回

【鉄板&旬パーツ】大型水枕を装備するAlphacool製水冷ならCore i9-13900Kを余裕で冷やせる?

2023年01月22日 13時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

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冷却パフォーマンスをチェック

 ここからは、Core i9-13900Kと組み合わせて、「Eisbaer Pro Aurora 360 CPU」の冷却パフォーマンスを確認していこう。

 Power Limit無制限の状態のほか、PL1/PL2をインテル定格の10%アップの278Wと、定格の253Wに設定した状態でテストを実行した。テストには「CINEBENCH R23」と「Adobe Media Encoder」を利用している。なお、各種数値のモニタリングには「HWiNFO64 Pro」を使い、「CPU Package」をCPU温度、「CPU Package Power」をCPU消費電力としている。

テスト環境
CPU インテル「Core i9-13900K」
(24コア/32スレッド、最大5.8GHz)
CPUクーラー Alphacool「Eisbaer Pro Aurora 360 CPU AIO」
(簡易水冷、360mmラジエーター)
マザーボード MSI「MAG Z690 TOMAHAWK WIFI DDR4」
(インテルZ690、ATX)
メモリー G.Skill「F4-3600C16D-32GTZNC」
(16GB×2、DDR4-3600)
ビデオカード Palit「GeForce RTX 3080 Ti GamingPro 12GB」
(GeForce RTX 3080 Ti、12GB GDDR6X)
ストレージ Western Digital「WD_BLACK SN850 NVMe SSD WDS200T1X0E」
(2TB/PCI-Express4.0×4)
電源ユニット SUPER FLOWER「LEADEX VI PLATINUM PRO 1000W」
(1000W、80PLUS PLATINUM)
OS Microsoft「Windows 11 Pro」22H2

24コア/32スレッドCPUのCore i9-13900Kを組み合わせ

マザーボードにはZ690チップセットのMSI「MAG Z690 TOMAHAWK WIFI DDR4」を組み合わせている

Power Limit無制限時の、CPU Package Power(HWiNFO64 Pro読み)は、300Wを余裕で超える

Power Limit無制限時はさすがに100℃に

 CPUがフルロードされる「CINEBENCH R23(10min)」実行時から確認していこう。

 PL1/PL2無制限となる4096W設定時は、CPU Package Powerは最高で340W台、平均で295Wに達し、CPU温度はテスト開始1分程度で100度になっている。当然、サーマルスロットリングのフラグは立つが平均温度は96.98度で、テスト中の動作クロックに大幅なダウンはみられず、平均クロックは5470MHzと高クロックで推移している。

 PL1/PL2をインテル定格+10%の278Wに設定時は、CPU Package Powerは最高305W、平均269.5Wにまでダウンし、CPU温度も最高91度、平均86.42度と余裕のある温度になっている。

 さらに消費電力がダウンする253W設定時は、最高87度、平均80.97度に抑え込めている。無制限時は100度に達するが、「Eisbaer Pro Aurora 360 CPU」の冷却性能は、十分に高いと言える結果だろう。

 なお、テスト中の動作クロックは、Power Limit設定にあわせて若干ダウンしている。そのため「CINEBENCH R23」のマルチコアのスコアーは無制限時で40174ポイント、253W時で38596ポイントと、4%ほど差がついている。

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