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AV1エンコードやDisplayPprt 2.1等にも対応

AMDが「Radeon RX 7900 XTX/7900 XT」を正式発表、12月13日発売の4K/8Kゲーミング向けGPU

2022年11月04日 05時47分更新

文● 加藤勝明(KTU) 編集●ジサトラハッチ/ASCII

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ライバルを煽り倒してこそAMD

 AMDはRX 7000シリーズのメリットについて、AMDは「ケースを買い換える必要がない」「電源ユニットも買い換える必要がない」等とライバルを煽る発言も飛び出した。実際RX 7900 XTXのBoard Powerは355Wにとどまり、補助電源コネクターも8ピン×2で済むことを強調していた。

 今回ライバルとの性能に関しては言及しなかったが、AMDが発表したRX 7900 XTXの浮動小数点演算性能は61TFLOPS。一方RTX 4080 16GBは49TFLOPS弱であることを考えると、カタログスペックとしてはRX 7900 XTXが有利といえる(ただ、この61TFLOPSという数字は、かなり怪しい数字ではあるのだが、これは続報で……)。

RX 7000シリーズのリファレンスカードはこれまでのリファレンスカードと大差ない大きさであり、補助電源もなじみ深いものを使っている。ビデオカードのためにあれこれ買い換える必要はないのだ! とAMDはライバルを挑発する

Radeonのドライバー「Radeoon Software」に関しても、登録やログインをしなくても全ての機能にアクセスできると言及。これは言うまでもなくNVIDIAのGeForce Experienceを揶揄したものだ

もう少し詳しい内容に関しては続報で

 以上ががRDNA 3を採用したRadeon RX 7000シリーズの発表のうち、同GPUを語る上で避けて通れないポイントだ。本稿はプレゼンテーションが終了した直後から執筆しているが、まだ語りきれない部分が沢山ある。次回はNDAに抵触しない範囲で、RX 7000シリーズのより細かい内容に踏み込んでいこうと思う。

ラスベガスで開催された発表会場の前で記念撮影

●関連サイト

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