M2 Macは200%オーバーの速度向上も!
外付けSSDの転送速度をM2 MacとM1 Macで比較
実ファイルのコピーをチェック
M2 MacのほうがM1 Macより1秒程度早い
最後はRAWデータや、動画などの実際に使っているファイルを、外付けSSDとM2 Mac、M1 Macでコピーし、コピーに要した時間をチェックしてみた。
外付けSSDのファイルシステムはベンチマークと同じ、exFATとAPFSの両方を使用。コピーに使ったファイルには、273枚RAWデータを入れた5.5GBのフォルダー、容量5.75GBのmp4動画、49.7GBの1つの圧縮ファイルの3種類を用意した。コピーはMac→外付けSSD、外付けSSD→Macをそれぞれ3回実行して、平均を出している。
ファイルのコピーには、Mac標準ストレージの転送速度も影響してくる。まずは、AmorphousDiskMarkとBlackmagic Disk Speed Testで標準ストレージのパフォーマンスを計測した。
3000MB/sec近い読み書き性能を発揮した980 PRO外付けでは、Mac標準ストレージの速度が多少影響するだろうが、M2、M1 Macともに十分高速と言えるストレージを搭載しているので、問題ないだろう。
ファイルコピーの結果を見ると、外付けSSDのパフォーマンスアップがそのまま影響して、M2 Macがだいたい先にコピー完了している。267枚、5.5GBのRAWデータでも、その差は1秒程度なので日常使いではあまり体感することはないが、速いことに越したことはない。
M2 Macでそのパフォーマンスを伸ばしたUSB 3.2 Gen2インターフェースのT7 Shieldは、実ファイルのコピーでもしっかりと性能アップを見せている。とくに数GBクラスでは微々たる差だが、50GBクラスの大容量ファイルだと、M1 Macとの速度差が顕著に出ており、体感できる差になっている。日常的に数十GBのファイルを外付けSSDにコピーするシーンは少ないが、見逃せないところだ。先日発表されたM2を搭載したiPad Proでも、この傾向が見られるのか少し気になる。
外付けSSDで容量不足はサクッと解決
CTOでストレージ容量を増やしたいが、価格を見て1TBの選択枠をクリックする指が硬直、512GBをクリックしていたなんてこともあるMac。しかし、ガッツリと使い始めると、撮りためた写真、動画などでどんどんストレージ残容量は減っていくもの。そんなときにイチオシなのが、外付けSSDになるわけだが、M2 Macではパフォーマンスが向上。最新かつ高速なThunderbolt 4/USB4インターフェースだけでなく、USB 3.2 Gen2の外付けSSDも、扱いやすいだけでなく実性能向上と魅力がアップする。
Macのストレージ容量不足で悩んでいる人は、Samsung Portable SSD T7 Shieldや、NVMe SSD 980 PROとエンクロージャーを使った外付けSSDを使って解消しよう。
この記事の編集者は以下の記事もオススメしています
-
デジタル
Intel MacとM1 Macで内蔵SSDやThunderbolt 3の転送速度に差があるかを検証してみた -
デジタル
M1 Macで外付けSSDが遅いという噂は本当か?Intel Macとの比較も交えて徹底検証 -
デジタル
M1 MacにThunderbolt 3接続のディスプレーを接続すると外付けSSDの速度が向上するという噂は本当か? -
デジタル
容量512GBのmicroSDが対象に! Amazonタイムセール祭りでサムスン外付けSSDやSDカードが特別価格に -
デジタル
iPhoneやGalaxy、あなたのスマホに最適な外部ストレージを探せ! microSDやSSDの転送速度で検証 -
デジタル
Samsung・ITGマーケティング、「音と映像と通信のプロフェッショナル展 Inter BEE 2022」(11月16日~18日)に出展 -
デジタル
サムスンのポータブルSSD「T7 Shield」にケース・ケーブル付きモデル。放送局のデータ受け渡しに -
デジタル
AmazonブラックフライデーでサムスンSSDやSDカードが特別価格に。12月1日まで -
デジタル
ITGマーケティング、PCIe 4.0×4に対応したNVMe SSD「Samsung SSD 990 PRO」1TB・2TBモデルを発売 -
トピックス
macOS版「Dropbox」外付けドライブ非対応に ユーザー側は対処法なし -
デジタル
MacBookのストレージ拡張はSamsung Portable SSD「T7 Shield 4TB」におまかせ -
トピックス
【短小くん】第一関節サイズのSSD、挿しっぱなしで使えます