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ウイングアーク1st、「invoiceAgent」と「intra-mart」が連携。電子帳簿保存法、インボイス制度に対応

2022年10月11日 19時20分更新

文● ASCII

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 ウイングアーク1stは10月11日、電子帳票プラットフォーム「invoiceAgent」と業務プロセスのデジタル化・フルオートメーション化が実現するシステム共通基盤「intra-mart」が連携できるアダプター「invoiceAgent Adapter for intra-mart」を提供開始した。

 本機能は、働き方や市場ニーズの多様化、また1月に施行された改正電子帳簿保存法や、2023年10月から消費税の仕入額控除の方式として導入されるインボイス制度の導入など、デジタル文書のガバナンス強化にも対応するもの。ウイングアーク1stとNTTデータイントラマートは、1月にこれらの課題を解決し、企業のDX推進に貢献をするソリューション開発を目的としたアライアンスパートナー契約を締結した。今回の連携アダプターは、その取り組みを具体化したもの。

 本連携により、intra-martの申請情報や電子文書を「invoiceAgent 文書管理」上に自動的に取り込み、電子帳簿保存法や適格請求書運用に対応した文書管理システムを早期に構築できるようになる。今後、「invoiceAgent 電子取引」で受領した電子文書をintra-martに自動で取り込む機能も提供する予定。

 invoiceAgent Adapter for intra-martは、intra-martのIM-LogicDesignerで利用できるタスクとして提供される。アプリケーション開発エンジニアが、IM-LogicDesignerの機能であるロジックフロー定義により連携、inoiceAgent 文書管理上の指定のフォルダにアーカイブし、保管・参照ができるようになる。

 また、intra-mart ワークフロー入力項目をinvoiceAgent文書管理のカスタムプロパティーへの取込みも可能となる。ワークフロー申請ナンバーや、電子帳簿保存法において求められる「取引等の年月日」「取引金額」「取引先」などの検索項目、インボイス制度対応で必要となる適格請求書発行事業者番号などをデータ化し、経理部門の業務負担を軽減する。

 なお、本連携は「invoiceAgent 文書管理」クラウド版で先行提供する。オンプレミス版での提供は年内を予定している。

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