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映像編集に特化しまくったBTOデスクトップPCをレビュー

アドビ製ソフトなどのプロジェクトファイルと検証方法を無償公開!クリエイター向けPC、Lepton Motion Pro Z690の本気度がスゴイ

2022年09月24日 10時00分更新

文● 宮里圭介 編集●ジサトライッペイ

提供: サイコム

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 「もっと性能が高かったら快適になるのに……」。BTOデスクトップPCはそんなニーズにぴったりな選択肢だ。ノートPCと比べるとサイズはかなり大きくなるものの、そのぶん余裕をもって冷却できるため、高性能なCPUとビデオカードを搭載できる。

 近年の巣ごもり需要の高まりで、PCゲーム用途は特に伸びている。高画質かつストレスなく快適に遊びたい、FPSタイトルで有利に立ち回りたい、実況配信に使いたい、といった人から絶大な支持がある。

 そして、写真や映像、CG、デザインといったクリエイティブな趣味を始める人も増えている。昔からこの分野ではデスクトップPCの需要が高いが、近年はノートPCでもある程度の快適さは得られるほど、半導体は進化している。

 しかし、ノートPCとデスクトップPCの性能にはいまだ大きな溝がある。CPUの性能はもちろん、メモリーの容量やGPUによる支援機能も重要で、PCゲーム用途ほどではないものの、ミドルクラス以上のビデオカードが求められるシーンも少なくない。

 そうしたクリエイター向けPCとして注目したいモデルが、今回紹介するサイコムの「Lepton Motion Pro Z690」だ。

サイコムのクリエイター向けデスクトップPC「Lepton Motion Pro Z690」。標準構成の直販価格は28万1440円~(配送料込み)

Lepton Motion Pro Z690
標準構成の主なスペック 試用機の主なスペック
CPU インテル「Core i7-12700K」(12コア/20スレッド、最大5GHz)
CPU
クーラー
Noctua「NH-U12S chromax.black」
(空冷、120mmファン、サイドフロー)
マザーボード MSI「PRO Z690-A DDR4」(インテルZ690、ATX)
メモリー 16GB×2、DDR4-3200<メジャーチップ・8層基板>
ストレージ Crucial「P5 Plus CT1000P5PSSD8」
(1TB M.2 SSD、PCIe 4.0、システムドライブ)
グラフィックス ASUS「PH-RTX3060-12G-V2」(GeForce RTX 3060、12GB GDDR6)
電源
ユニット
SilverStone「SST-ST75F-GS V3」(750W、80 PLUS GOLD)
PCケース Fractal Design「Torrent Compact TG Dark Tint FD-C-TOR1C-01」
(E-ATX、ミドルタワー)
PCケース
ファン
Fractal Design「Dynamic X2 GP-12」(120mm)
OS Microsoft「Windows 10 Home 64bit」
直販価格 28万1440円

 また、後述するが、本機のクリエイター向けPCとして最も特異な点はその「紹介方法」にある。なんと、製品紹介ページでは実際のクリエイティブソフトで試せる検証データとプロジェクトファイルを誰でも無料でダウンロードできるように案内しているのである。つまり、実際の作業における出力時間という指標で、本機の結果と現在自分が使っているPCと比較できるのだ。なお、そういった意味でなのか、今回の試用機材は標準構成モデルとまったく同じ仕様だった。

正直、3DMarkやCINEBENCHなどの定番ベンチマークソフトのスコアーを引き合いに出している製品は他社でも見かける。しかし、映像制作の現場でよく使われているクリエイティブソフトの検証用データや、プロジェクトファイルまで用意している点は尋常ではないこだわりを感じる

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