本格的な夏到来の少し前に元月刊アスキー編集長から屋上BBQのお誘いが来て、友人数名と近所のスーパーで待ち合わせ、BBQの材料を買い集めて都内某所の屋上に集合した。もちろん、今回はBBQのお話ではなく、その後のコーヒータイムに見せてもらっていたく気に入ってしまった、「BUG-A-BUSTER」と呼ばれる「害虫狙撃用ショットガン」のお話だ。
自宅に帰って速攻でウェブ衝動買いに望んだところ、BUG-A-BUSTERはバージョンアップして「BUG-A-BUSTER2.0」(以降、BUG-A-BUSTER)と成長していた。ごく普通の食塩を散弾のように使用するBUG-A-BUSTERは、パッケージの表記を見る限りVersion2.0になって、よりパワフルにより少ない塩で使えるようになったらしい。海の向こうでは、夜間用シューティングライト付きのBUG-A-BUSTER3.0も発売されたとの噂もあるが、詳細は知らない。
BUG-A-BUSTERの本体はけっこう堅牢なプラスティック製、全長約55cm重量は約600g、本体カラーは黄色と黒のツートンで差し色にオレンジを使ったなかなかオシャレで目立つ色使いだ。タイトルでもご紹介したようにBUG-A-BUSTERは一般的な食塩を散弾代わりに使用する。食塩はBUG-A-BUSTERの前方上部のリフトキャップを開いて入れる仕組みだ。
今回はたまたま自宅にあった「鳴門の塩」を使ったが、ブランドや粒度によって飛距離や照準の正確さを評価できる域には達していない。透明プラスティックのリフトキャップを全開して、弾倉いっぱいになるまで食塩を充填すると、約80ショット撃つことができるらしい。食塩の残量は、いつでもリフトキャップの上からでも、側面にあるソルト・ビューイング・ウィンドウからでも、見ることが可能だ。
BUG-A-BUSTERは、安全性に気を配った玩具の銃だが基本は飛び道具なので、その操作性にも安全性を重視した作りになっている。筆者は玩具も含めて銃にはまったくのド素人だが、BUG-A-BUSTERの基本操作はきわめて簡単だった。
実際の使い方だが、まず下側前方にあるハンドグリップをしっかり握って手前に引き、ポンプ機能を使って銃内部に空気を充填する。操作に連動して銃本体に沈み込んでいた手前の照門(リアサイト)が、銃内部からポップアップする。そして同時に食塩の必要量が発射待ちの状態になり、自動安全装置がロックされる。続いて、手前に引いたハンドグリップを再度前に押し元の位置に戻す。

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