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新車を買った情報2022 第106回

5年落ちフォレスターの憑き物を落とす

2022年09月04日 09時00分更新

文● 四本淑三 編集● ASCII

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クルマに使ってはいけない有機溶剤と使っていい有機溶剤

 さて、貼られて間もない民間のステッカーはきれいに剥がれましたが、お国の古いステッカーは硬化した接着剤がガラスにへばりついたまま。実はこれを除去するのが、一番やっかいなのであります。

 手っ取り早く金属製のスクレーパーでゴリゴリやっちまおうかとも考えましたが、こういうところの記事にするには、もう少し穏便な方法で済ませたい。そこでメチルアルコールと樹脂製のスクレーパーでこそぎ落とす方法を試してみたものの、接着剤の厚みもあってメチルアルコールはほぼ無力。

 より強力な溶剤として、ロックタイトの「ハケ塗りシールはがし」と、AZの「ラベルはがし雷神」は手元にあります。ただ、塗装面や樹脂・ゴムパーツへの影響を恐れてでしょう、どちらも「車には使うな」と注意書きがありまして、これもこういうところの記事には使いにくい。

 そこで専用品を買って参りました。ホルツの「ステッカーはがし」。成分表示は「有機溶剤系」。用途は「自動車、オートバイ、自転車等のステッカーはがしに」とあります。今回の目的である「のり跡もきれいに取れる」そうで、こういうところの記事にしても全く問題なし。

 ちなみに先のロックタイトの成分表示は「炭化水素系溶剤」。AZは「有機溶剤(キシレン、エチルベンゼンを含む)」。ホルツの「有機溶剤系」と何がどう違うのか、クルマに使えるものと使えないものの違いが私にはさっぱりわかりません。

 ただホルツにはガラス専用のより強力なステッカーはがしもあるので、この製品は塗装面を痛めないよう何らかの成分調整がされているのでしょう。使用できないものとして「古いステッカー(接着剤が完全硬化しているステッカー)」とあるの点のみ不安ですが、今回はこれで頑張って参ります。

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