クルマに使ってはいけない有機溶剤と使っていい有機溶剤
さて、貼られて間もない民間のステッカーはきれいに剥がれましたが、お国の古いステッカーは硬化した接着剤がガラスにへばりついたまま。実はこれを除去するのが、一番やっかいなのであります。
手っ取り早く金属製のスクレーパーでゴリゴリやっちまおうかとも考えましたが、こういうところの記事にするには、もう少し穏便な方法で済ませたい。そこでメチルアルコールと樹脂製のスクレーパーでこそぎ落とす方法を試してみたものの、接着剤の厚みもあってメチルアルコールはほぼ無力。
より強力な溶剤として、ロックタイトの「ハケ塗りシールはがし」と、AZの「ラベルはがし雷神」は手元にあります。ただ、塗装面や樹脂・ゴムパーツへの影響を恐れてでしょう、どちらも「車には使うな」と注意書きがありまして、これもこういうところの記事には使いにくい。
そこで専用品を買って参りました。ホルツの「ステッカーはがし」。成分表示は「有機溶剤系」。用途は「自動車、オートバイ、自転車等のステッカーはがしに」とあります。今回の目的である「のり跡もきれいに取れる」そうで、こういうところの記事にしても全く問題なし。
ちなみに先のロックタイトの成分表示は「炭化水素系溶剤」。AZは「有機溶剤(キシレン、エチルベンゼンを含む)」。ホルツの「有機溶剤系」と何がどう違うのか、クルマに使えるものと使えないものの違いが私にはさっぱりわかりません。
ただホルツにはガラス専用のより強力なステッカーはがしもあるので、この製品は塗装面を痛めないよう何らかの成分調整がされているのでしょう。使用できないものとして「古いステッカー(接着剤が完全硬化しているステッカー)」とあるの点のみ不安ですが、今回はこれで頑張って参ります。
この連載の記事
-
第112回
ゲーム・ホビー
タイヤも太いし全部ある人生初マウンテンバイク -
第111回
自動車
フルサス装備で世界のナベアツ化した自転車について -
第110回
自動車
自転車vs.ロードスター シートポストサスペンションの乗り心地を測ってみた -
第109回
自動車
自転車情報2022 深刻なグラベルロード不足を解消するサスペンション付きシートポストの衝撃! -
第108回
自動車
中古車のサビとキズ、傾向と対策 -
第107回
自動車
中古車のマルとバツ 5年5万キロSJ5フォレスター納車後総点検【内装編】 -
第105回
自動車
ロードスター生活を支えるコーヒー保温ボトルの性能を測ってみた -
第104回
自動車
ちょっと旧いスバル フォレスターの魅力 -
第103回
自動車
人生初SUV!ちょっと旧いフォレスターがやって来た ドライブ前の儀式編 -
第102回
自動車
ロードスター対応保冷保温ミニボトル私的ベスト4選 - この連載の一覧へ