AMDは8月30日、「Zen 4」アーキテクチャーを採用した「Ryzen 7000シリーズ」デスクトップ・プロセッサーを発表した。グローバルにて9月27日より発売。
最大16コア32スレッドを備え、「Zen 3」と比較して2桁のIPC向上を実現。ゲーマー、エンスージアスト、コンテンツ・クリエイター向けに高いパフォーマンスを実現するという。初の高性能x86 5nm CPUとして競合製品よりも最大15%高速なゲーム性能と、優れた効率性を発揮し、最もハイエンドとなる「Ryzen 9 7950X」は、競合製品と比較して高負荷時に最大47%効率が向上するとしている
同時に、これらのプロセッサーをサポートするため、デュアルチャネルDDR5メモリー、最大24本のPCIe 5.0レーンなどの最先端の接続機能を備えたAM5デスクトップ・プラットフォームを発表した。AM5ソケットはX670 Extreme、X670(いずれも9月発売)、B650E、B650(10月発売)の4つのチップセットで提供される。
製品モデル | コア/スレッド | ブースト/ベース周波数 | キャッシュ | PCIe | TDP |
AMD Ryzen 9 7950X | 16C/32T | Up to 5.7/4.5GHz | 80MB | Gen 5 | 170W |
AMD Ryzen 9 7900X | 12C/24T | Up to 5.6/4.7GHz | 76MB | Gen 5 | 170W |
AMD Ryzen 7 7700X | 8C/16T | Up to 5.4/4.5GHz | 40MB | Gen 5 | 105W |
AMD Ryzen 5 7600X | 6C/12T | Up to 5.3/4.7GHz | 38MB | Gen 5 | 105W |
・AMD X670 Extreme:グラフィックスとストレージでPCIe 5.0に対応し、優れた接続性とオーバークロック性能を実現
・AMD X670:エンスージアスト向けのオーバークロックだけでなく、PCIe 5.0に対応したストレージとグラフィックスをオプションでサポート
・AMD B650E:パフォーマンス・ユーザー向けに設計され、PCIe 5.0ストレージと、オプションでグラフィックをサポート
・AMD B650:DDR5メモリーに対応し、オプションでPCIe 5.0をサポートするメインストリーム・ユーザー向けの設計
また、AMDでは新しいAMD RDNA 3アーキテクチャーを搭載し、今年後半に発売予定の次世代ビデオカード「AMD Radeon RX」のデモを世界で初めて公開。新しいRyzen 9 7950Xプロセッサーと組み合わせたデモでは、量産前のRDNA 3 GPUで動作する「偽りのP(Lies of P)」を4KのUltra設定でプレーした。