このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第370回
山根博士のグロスマレビュー
スポーティーで高級感のあるスマートウォッチ「HONOR Watch GS 3」レビュー
2022年08月16日 12時00分更新
海外で高性能カメラフォンなどを次々と送り出すHonor(オナー)の最新スマートウォッチ「HONOR Watch GS 3」をHONORストアから入手したのでレビューしよう。Honorはファーウェイのサブブランドから2020年11月に分社化され独立したメーカーだ。同社のフラッグシップモデル「HONOR Magic」シリーズはどことなくファーウェイの「Mate」シリーズに似たデザインだが、もとファーウェイの開発者が多数移動しており同じDNAを持った製品と言える。HONOR Watch GS 3もファーウェイのスマートウォッチのテイストを所々に感じさせる。
高級感のあるデザインとカラバリ
HONOR Watch GS 3は46mmの1サイズのみがラインナップされる。本体カラーはオーシャンブルー、クラッシックゴールド、ミッドナイトブラックの3色展開となっている。サイズとカラーリングからターゲット層は主に男性層だろうか。どのモデルもベルトは落ち着きのあるカラーリングで、ベルトはブルーとゴールドが革風仕上げ、ブラックはストライプ入りの樹脂となっている。
今回入手したモデルはミッドナイトブラック。フッ素ゴム素材の樹脂ベルトはマット仕上げで中央のストライプがスポーツカーを意識させるスタイリッシュなデザインだ。ベルトを留めるループが2つついており、腕の細い人でも余ったベルトの端が遊びのないように留めておくことができる。なおベルトは簡単に取り外せられ市販のベルトに交換することも可能だ。
ディスプレーは1.43型(466×466ドット)、326PPI。ディスプレーエッジ部分は3Dカーブデザインで、透明感ある流線形のような斬新なスタイルとなっている。また本体部分はフルポリッシュ仕上げの天炭素ステンレススチール(316L)を採用。耐食性と耐粒界腐食性に優れている。本体の厚みは10.5mmと薄く、重量も44gと軽量に仕上げた。
本体背面には心拍センサーを装備
裏面にはより正確な測定ができる8チャンネル心拍センサーを搭載。血中酸素の測定も可能で、値が低い時は自動的に警告を発してくれる。充電台は2つのピンを備えて接触して本体を充電5分の充電で丸1日使用が可能で、フル充電では一般的な使い方で14日間利用できる。またGPSをフル動作させた場合でも30時間持続するという。
本体右側面には操作ボタンを2つ搭載。上のボタンでメニューおよび戻る、下のボタンで確定操作ができる。このあたりの操作体系は一般的なスマートウォッチと同じだろう。
HONOR Watch GS 3はディスプレーを左右にスワイプすることでよくつかアプリ画面を表示できる。左から右にスワイプすると順番に「運動データ」「音楽プレーヤー」「天気」「ストレス計」「心拍計」の画面が表示される。
画面上から下へのスワイプではクイック機能として通知の振動、画面の5分間常時点灯、ペアリングしたスマートフォンを探す「端末を探す」、アラーム設定、そしてシステムの設定へのショートカットが配置される。また下から上へスワイプすると通知内容を表示できる。
内蔵アプリは「ワークアウト」「ワークアウト記録」「ワークアウトの状態」「活動記録」「通話履歴」「連絡先」「音楽」「心拍数」「睡眠」「SpO2」「ストレス」「呼吸法訓練」「天気」「ストップウォッチ」「タイマー」「コンパス」「気圧計」「デバイスを探す」そして「設定」とかなり豊富だ。活動量計としてのほか、アウトドアでのアクティビティー用途にも適したアプリが内蔵されている。なおアプリ種類はファーウェイのスマートウォッチとよく似ているようにも感じる。
この連載の記事
-
第511回
スマホ
価格も性能も妥協したくない人にオススメの王道ハイエンドスマホ3選 -
第510回
スマホ
スマホは高くない! 2万円台で買えるオススメ格安エントリースマホ4選 -
第509回
スマホ
着せ替えスマホ「CMF Phone 1」はカスタマイズが楽しいが実用面での弱点もあり -
第508回
スマホ
たたんでも極薄9.2mm! 世界最薄折りたたみスマホ「HONOR Magic V3」を試す -
第507回
スマホ
シャオミの「Redmi Note 13 Pro+ 5G」は2億画素カメラに防水防塵など必要な機能が揃って6万円以下 -
第506回
スマホ
Galaxy Z Fold Special Editonを最速レビュー! 厚さ10.6mmの薄型折りたたみスマホ -
第505回
スマホ
シャオミの折りたたみ機「Xiaomi MIX Fold 4」は閉じても9.47mm! ライカカメラ搭載の激薄機をレビュー -
第504回
デジタル
唯一無二の3つ折りスマホ「HUAWEI Mate XT Ultimate Design」を早くも触った! 40万円の価値アリ! -
第503回
スマホ
シャオミのフラッグシップキラー「POCO F6 Pro」はハイパワー、急速充電、カメラのエモさが魅力 -
第502回
スマホ
vivoのカメラフォン「X100 Ultra」はカメラグリップでコンデジに変身する -
第501回
スマホ
1型センサーで世界一カメラのファーウェイスマホ「Pura 70 Ultra」はデジカメとして使いたくなる - この連載の一覧へ