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BitSummitと東京ゲームショウでKomodoの自社製作作品も公開予定

ポータブルゲーム端末「Steam Deck」日本向けのオンライン予約が本日開始!価格は5万9800円から

2022年08月04日 14時10分更新

文● Zenon/ASCII

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 ValveとKomodoは8月4日、ポータブルゲーム端末「Steam Deck」について、日本を含むアジア地域で提供計画を発表した。

 Steam Deckは、昨年の7月にValveが発表して話題となっていたが、既に米国では発売されていたものの、国内販売の予約や時期が明らかになっていなかった。プロセッサーはAMD APU(Zen 2 4コア/8スレッド、最大3.5GHz)で、メモリー16GB(LPDDR5)を備える。ディスプレーは7型(1280×800ドット、60Hz、400nit)となっている。

 通信機能はBluetooth 5.0&Wi-Fi 5。インターフェースはDisplayPort 1.4準拠のAltモード対応であるUSB Type-Cを搭載。重量は約669グラム。OSはWindowsではなく、Steam Deck向けに開発されたSteam OS 3.0が搭載されている。

 Steam Deckの初回予約分は日本、韓国、香港、台湾で2022年の年末に出荷される予定で、オンライン予約は本日より、下記の特設サイトで受け付けている。

・特設サイト
https://steamdeck.komodo.jp

 価格は搭載するストレージによって異なり、64GBモデルが5万9800円、256GBモデルが7万9800円、512GBモデルが9万9800円となる。また、予約には1000円必要になるとのこと(正規の価格から差し引かれる)。出荷予定は2022年末を予定している。

 ちなみにKomodoはリッキー・ウーイ氏とモモセ・ジャック・レオン氏の共同設立で、株式会社Degicaのゲーム部門が独立した新会社として設立。Valve社が提供するVRシステム「Valve Index」の販売なども行なっている。

 Valveのグレッグ・クーマー氏は今回のSteam Deckの国内展開について「我々は、Komodoと協力して「Steam Deck」をアジアに展開することに非常に興奮しています。Komodoのチームとは何年も一緒に仕事をしてきており、彼らがお客様を非常に満足させる手助けをしてくれると、高い信頼を寄せています。」とコメントしている。

 また、Komodoは、今回のValveとの「Steam Deck」の配信以外にも、Steam向けのゲームの開発・パブリッシングを行なっており、今週末に京都で開催されるBitSummit および9月の東京ゲームショウで、「Steam Deck」での初の自社制作作品を公開する予定。

 KomodoのCEOであるリッキー・ウーイ氏は「アジアのゲーマーにSteam Deckを提供できることを大変光栄に思っていますし、今週末の京都と来月の東京ゲームショウで「Steam Deck」、そして初の自社開発ゲームを紹介することを楽しみにしています」とコメントしている。

 ちなみにSteam Deckの実機性能については、8月4日の今夜20時にアスキーの公式生放送ジサトラKTUにて紹介する予定なので、気になる人はチェックしてみて欲しい。

 

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