今こそ行きたい!国指定重要文化財「若戸大橋」と周辺エリア

文●九州LOVEWalker

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 2022年2月に国の重要文化財に指定され、同年9月には開通60周年を迎える若戸大橋。今も重要な幹線道路であり、若松・戸畑両区のシンボルとして市民に親しまれています。そんな若戸大橋周辺はレトロな街並みが残り、歴史的な建造物や“映える”スポットの宝庫。潮風と港町情緒を感じながらの散策を楽しんでみませんか。

 北九州市民の生活を支えた「若戸大橋」60年のあゆみ

完成当時は東洋一の長さを誇った

 若松区と戸畑区を結ぶこの橋が完成したのは、1962(昭和37)年のことです。巨額の建設費と国内技術の粋を結集し、約3年の歳月をかけて建設。つり橋部の全長は約627m、当時は「東洋一の夢のつり橋」と謳われました。

2018年に無料化され、さらに利用しやすくなった若戸大橋

 今も市民の足として活躍する「若戸渡船」でプチ船旅

朝は5時台から、夜は22時台まで運航している

●若戸大橋周辺のおすすめスポット

 戸畑渡場周辺は絶好のフォトスポット

「お汐井汲み」とは、神官が海水で山笠の柱や関係者の手を清め、祭りの安全を祈る行事のこと

 “蒸し麺”が特徴。戸畑伝統の味「戸畑チャンポン」

蒸し麺はコシが強く、さらりとした口当たり。野菜や豚骨スープとの相性も抜群

戸畑チャンポンMAP
https://www.city.kitakyushu.lg.jp/tobata/file_0082_00005.html

 戸畑みやげに「LA DUGAREDUGN」の絶品カヌレ

カヌレは1個130円~。写真の8個セットは1180円(セット内容により価格は変動)

 石炭で栄えた若松のシンボル「旧古河鉱業若松ビル」

「若松南海岸通り」に面した3階建ての塔屋が印象的

 歴史情緒と大正ロマンに浸れる「上野ビル」

「上野ビル」も日本遺産「関門“ノスタルジック”海峡~時の停車場、近代化の記憶~」の構成文化財

本館内部。映画やCMの撮影にもたびたび使われている

 ゆったりとした時間が流れる「ASA café」

あえて不揃いにしたテーブルや椅子も趣深い

「そぼろのバジル炒めごはんプレート」はオープン当初からの人気のランチメニュー

 若戸大橋はこれからも市民と共に

夜はライトアップされた若戸大橋が一層美しく映える

 若松と戸畑を繋ぐ大動脈として、大切なシンボルとして、60年にわたって市民の暮らしを支えてきた若戸大橋。赤く、美しいこの橋をもう一度見上げてみませんか?

 フルバージョンは「ぐるリッチ !北Q州」特設ページをご覧ください。