G-Master Velox Intel Editionをレビュー
BTOで絶対失敗したくない人にオススメの鉄板ゲーミングPC、その驚くべきコスパに迫る
2022年06月29日 11時00分更新
フルHDでどこまで遊べる?ゲーミング性能をチェック
スペックを見ればフルHDで多くのゲームが遊べることは確実だが、実際どのくらいの性能になるのかは気になるところ。そこで、いくつかのベンチマークソフトを使ってチェックしてみた。
なお、試用機のCPUは「Core i5-12400」で、標準構成のCore i5-12400Fではなかった。ただし、両者の違いはグラフィック機能の有無で、ほかの仕様はほぼ同じだ。ゆえに、ゲーミング性能はビデオカードを使うぶんには同じと考えていい。
では、早速結果を見ていこう。まずはeスポーツでも人気のFPSタイトル、「Rainbow Six Siege」。ゲームに内蔵するベンチマーク機能を用い、画質はプリセットの「最高」に設定した。解像度は「1920×1080」(フルHD)、「2560×1440」(WQHD)、「3840×2160」(4K)の3パターン。APIは「Vulkan」を選んだ。
フルHD時は平均385fps、最低321fpsと360Hzの超高リフレッシュレート対応ゲーミングディスプレーを使ったとしても、フルに活かせるフレームレートだった。WQHD時でも平均283fps、最低242fpsなので、トレンドの240Hz駆動のゲーミングディスプレーを十分堪能できる。
続いて、大人気MMORPG「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」のキャラクターとマップデータを使ったベンチマークソフトを試してみよう。解像度は「1920×1080」(フルHD)、画質プリセットは「最高品質」、表示はフルスクリーンに設定した。
スコアーは19569と非常に高く、最高評価の「非常に快適」だった。実際のフレームレートがどのくらいなのか、レポート機能を使って確認したところ、平気が約136.6fps、最低でも73fps。MMORPGなら最低60fps以上あれば、すごく快適にプレイできるため、敵やキャラクターが混みあうシーンでも安心だろう。
動作が比較的重たいアクションRPGとして、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」のベンチマークも試してみた。解像度は「1920×1080」(フルHD)、画質は「高品質」、表示はフルスクリーンとしている。
最高評価は逃してしまったが、それでも上から2番目の「とても快適」なので、プレイに支障はないだろう。標準構成からビデオカードを変更することなく、重めのゲームでもフルHDならしっかり遊べる実力があると言っていい。この「標準構成でもたいがいのゲームならイケる性能」がG-Master Velox Intel Editionの強みだ。