Datadogは6月24日、「サーバーレスの実態調査」第3版を発表した。
Datadogはクラウドアプリケーション向けの監視およびセキュリティープラットフォームを提供する企業。調査は数千社におよぶあらゆる規模、業種のグローバル顧客の利用データに基づいた調査という。
調査結果では、主要なクラウドプロバイダーであるAWS、Azure、Google Cloud Platform(GCP)のサーバーレス技術は発展し続けており、これらの技術を利用し各クラウドを運用する顧客は50%以上に上っており、サーバーレスは今や主流となりつつあるとしている。なかでも重要なのは、既存のアプリケーションをサーバーレス・コンテナで実行する傾向が急速に高まっているという。
サーバーレスの利用は、すべての主要なクラウドにおいて同様に増加傾向にあり、Google Cloudで運用するDatadogの顧客のおよそ40%がGCP製品のひとつであるGoogle Cloud Runを利用。サーバーレス市場の成熟化が進んでいること、サーバーレスを活用しながら既存のアプリケーションをコンテナとしてデプロイできる技術の価値が高まっていることを示している。
AWS Lambdaのユーザーも、サーバーレス・コンテナの価値を認めており、2020年第1四半期において、AWS Lambdaユーザーのうち、ECS Fargateを活用しているのは12%未満だったが、現在では20%以上がECS Fargateを採用。既にEC2上でECSを実行しているユーザーの割合は減少しており、企業が今まで以上にさまざまな種類のワークロードでサーバーレス利用に力を入れていることを示しているとしている。
レポート詳細は同社ウェブページからダウンロードできる。