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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第354回

「Xperia Ace III」は4500mAhバッテリーの5Gスマホとして世界最小クラス!

2022年06月17日 12時00分更新

文● ジャイアン鈴木 編集● ASCII

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 ソニーは4500mAhのバッテリーを搭載した5G対応スマホとして世界最小サイズを謳う「Xperia Ace III」を発表、6月10日に6月10日にau/ドコモ/Y!mobileで販売を開始しました。約3万円台で販売されるエントリークラスのスマホながら、ディスプレー面には高強度な「Corning Gorilla Glass Victus」を採用。また背面には傷が目立ちにくいテクスチャー加工が施されており、長く愛用できる丈夫な端末に仕上げられています。

 今回本製品の実機を借用したので、エントリースマホとしての本製品の特徴、カメラ画質などについてレビューしていきましょう。

※今回借用したのは試作機です。ファームウェアが最終ではないため「最終画質」ではありません。またベンチマークを実施できないことをご了承ください。

「Xperia Ace III」au版:3万3415円、ドコモ版:3万4408円、ワイモバイル版:3万1680円

エントリー向けスマホでも
「プレミアムおまかせオート」を搭載

 Xperia Ace IIIはOSにAndroid 12、SoCにSnapdragon 480 5Gを採用。メモリーは4GB、ストレージは64GBを搭載しています。ストレージ容量はやや物足りないですが、最大1TBのmicroSDカードを装着することで増量可能です。

 ディスプレーは約5.5型のHD+液晶(720×1496ドット)を搭載。ノッチ(切り欠き)仕様のディスプレーを採用することで、フレームいっぱいの大画面を実現しています。

 リアには13メガ/F1.8、フロントには5メガ/F2.2のカメラを搭載。13種のシーン(料理、夜景&人物、逆光、低照度、夜景、ソフトスナップ、赤ちゃん、ドキュメント、風景、スポットライト、逆光&人物、マクロ、オート)、4種のコンディション(固定、動き、歩き検出、オート)などを判定し、適切な設定で撮影する「プレミアムおまかせオート」を搭載。白飛びや黒つぶれをふせぐ「オートHDR」も実装されています。

 5G通信はSub 6に対応。ワイヤレス通信はWi-Fi 5(11ac)、Bluetooth 5.1、FeliCa(おサイフケータイ)、NFCなどをサポートします。

 本体サイズは約69×140×8.9mm、重量は約162g。バッテリーは4500mAhを内蔵。防水はIPX5/IPX8、防塵はIP6Xを備えています。

本体前面。ノッチ(切り欠き)仕様のディスプレーが採用

本体背面。リアカメラは13メガ/F1.8のシングル仕様。LEDフラッシュが内蔵されています

本体上面に3.5mmヘッドセット端子、マイク、本体下面にスピーカー、USB Type-C端子、マイクが用意

本体右側面にボリュームボタンと指紋認証センサー一体型電源ボタン、本体左側面にはカードトレイが配置。残念ながらシャッターボタンは用意されていません

カードトレイにはnanoSIMカードとmicroSDメモリーカードを両面に装着可能

片手でも操作しやすいサイズ感
長く愛用できる「いたわり充電」機能

 Xperia Ace IIIの美点は手頃なサイズ。約69×140×8.9mmのボディーは片手にすっぽりと収まります。昔懐かしいサイズ感ですね。それでいてディスプレーは5.5型と必要十分。片手でも操作しやすいサイズ感を最重要視するなら、Xperiaの上位機種よりも本製品を選ぶべきです。

片手でも画面の7~8割ぐらいに指が容易に届きます

 Xperia Ace IIIには「いたわり充電」とXperia独自の充電最適化技術が搭載されており、充電時におけるバッテリーへの負担を軽減してくれます。ソニーによれば3年使い続けても劣化しにくい長寿命バッテリーを実現しているとのことです。

「いたわり充電」には、自動、手動、常時の3つの設定が用意されています。デフォルトは自動ですが、常時を選択すれば制限容量で充電を止めることで、バッテリーの寿命をさらに延ばせます

 初めてスマホを使う方にうれしい機能が「かんたんホーム」。「Xperiaホーム」から「かんたんホーム」に切り替えることで、シンプルなレイアウト、大きな文字とアイコンで操作可能となります。初めてスマホを使う人だけでなく、グローブ越しに操作したいときなどにも「かんたんホーム」は重宝しますよ。

シンプルな構成で迷わず操作できる「かんたんホーム」。よくかける電話番号は短縮ボタンに登録可能です

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