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#0715 Smoky Rich Baseと#0616 Mint Cold Baseを試飲

お酒の味を自分好みにカスタムする至高の体験、JTと紅櫻蒸溜所が再びコラボ!

2022年06月02日 11時00分更新

文● ASCII

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酒と人の世は切り離せない

 なかなかに人とあらずは酒壺に成りにてしかも酒に染みなむ。

 700年代・天平の大納言 大伴旅人が読んだ、万葉集に収録されている和歌で、現代語訳すれば「なまじ人間であるよりも、酒壺になってしまいたい。そうすれば、酒に浸っていられるだろう」という意味になる。

 人の世とお酒の歴史は深く、古くから人々はお酒を楽しんできた。飲むだけで開放感が得られ、ひととき“日々の色々”から離れた時間が楽しめる。お酒は、現代人に許された自由のうち、最も魅力的なもののひとつではないか。

 お酒にまつわる会話の中で、「どんなお酒が好きなんですか?」という話の流れになることがある。さらに話が進むと、「日本酒の内、どんな味わいのタイプが好きなのか」や「どの酒造は、どんな傾向がある」など、テーマが細分化していくこともある。

 じゃあ、自分の好きなように味わいをカスタムできるお酒があるとしたら? それこそ、究極の嗜好品になり得るのではないか。

ボタニカルを選んで入れる。自由に作る味と香り

 JTの高温加熱型の加熱式たばこ用デバイス「プルーム・エックス(Ploom X)」と北海道札幌市の紅櫻蒸溜所がコラボレーションしたクラフトジン「#0715 Smoky Rich Base」「#0616 Mint Cold Base」は、まさしく「味を自分好みにカスタムできるジン」である。

 それぞれプルーム・エックス用のたばこスティック「メビウス・リッチ」「メビウス・メンソール・コールド」の味わいを引き立たせることをテーマとして開発されており、ウィスキーと葉巻を合わせるように、あるいはコーヒーとシガレットを合わせるように、加熱式たばこ用デバイスを合わせることで、それぞれの味わいを引き立て合う「マリアージュ」が楽しめる。

 ここまでは、前回のプロジェクトでも実現されていたが、今回のジンは“味をカスタムできる”ことに特徴がある。

 #0715 Smoky Rich Baseは焼けた木のスモーキーな香りに、ココナッツ、ナツメグ、ジュニパーベリーを加えて重厚に仕上げた55度の高アルコールジンだが、パッケージにはバタフライピー、唐辛子、ピンクペッパー、カルダモン、八角といったボタニカルが同梱されている。これらを漬け込むことで、香りや色、アクセントを自分好みに調整できるのだ。

#0715 Smoky Rich Baseのキットに同梱されるバタフライピー、唐辛子、ピンクペッパー、カルダモン、八角

 一方の#0616 Mint Cold Baseも、ペパーミント、ジュニパーベリー、レモングラス、カカオニブなどをベースとしつつ、やはり銀粉、アプリコット、オレンジ、氷砂糖、レモングラス、シナモンといったボタニカル類が同梱されており、見た目の華やかさや甘味を付加して、自分好みに仕上げることができる。

#0616 Mint Cold Baseのキットに同梱される銀粉、アプリコット、オレンジ、氷砂糖、レモングラス、シナモン

 紅櫻蒸溜所を運営する北海道自由ウヰスキーの林英邦氏は制作にあたり「五感で楽しむ」というテーマを設けたと語る。

 「ジンを口に含んだときの味と香り、バタフライピーや銀粉による視覚的な面白さ、グラスと氷が触れ合う音、ボタニカルをボトルに詰める感触。そこに、複数のボタニカルから溶け出す味と香りで、時間が経過するごとにジンの味わいが移り変わっていく時という要素が加わり、自由に楽しんでいただけるジンに仕上がっていると思います」(林英邦氏)

バタフライピーの色素が溶け出し、青紫色に染まった#0715 Smoky Rich Base

#0616 Mint Cold Baseはジンの中を舞う銀粉が華やかだ

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