ヴィーム・ソフトウェアは5月17日、Kubernetes環境向けのデータマネジメントプラットフォームの新バージョン「Kasten by Veeam K10 V5.0 」を発表した。
本バージョンでは、包括的なリスクマネジメント戦略、合理化されたCI/CDパイプライン、Kubernetesへの投資を最適化することで、リスクを軽減する新しいエコシステムを提供できるとする。
本バージョンでは、AWS KMSおよびHashiCorp VaultとのKMS統合、UIダッシュボードに表示されたKubernetesネイティブのRBACオブジェクトの使いやすさに加えて、プラットフォームのハードニングが強化された。S3オブジェクトロックをサポートするAWS S3またはS3互換ストレージによるランサムウェア攻撃の検出、データ保護ポリシーのガードレール、総合的なランサムウェア保護を行なう不変性を持つVeeam Linux強化リポジトリのサポートなど、あらゆる場面に対応するセキュリティー機能を備える。
また、Amazon EKSのブループリント、完全なライフサイクル機能を備えたレベルIII認定のRed Hat OpenShift Operator、MS SQLおよびPostgreSQL Operator用の新しい組み込みKanisterブループリント、より直感的かつ合理的なワークフローを実現する新しいブループリントエディターと重要メトリクス用のReports Generatorによる運用向けのシンプルなUXが完全に統合されたアドオンを新たに提供開始する。
さらに、業界をけん引するテクノロジーやプラットフォームとの統合を可能にすることで、Red Hat Marketplace、SUSE Rancher Marketplace、VMWare vSphere with Tanzu、Falcoのサポートなど、エコシステム全体で広がるソリューションの中からユーザーが自由に選択できるようにする。