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新車を買った情報2022 第98回

ジムニーは何色を選ぶべきなのか

2022年04月24日 12時00分更新

文● 四本淑三 編集● ASCII

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北の大地におけるロービジビリティカラーとは

 西側の報道を信じる限り、戦況が進んで地上部隊が市街地に入った場合、国際法を守る気のない国が相手なら「白旗」を掲げてサバイブできる可能性は低そうです。すると民間人の選択肢として「逃げる」「隠れる」以外にありません。

 この状況では、逃げ込む先の山林で目立たないジャングルグリーンの方が安心です。自衛隊の車両もそうした理由でオリーブドラブを採用しているのですから。ただ、そうして戦時対応を意識すると、さらに考えるべきことも増えてきます。

 まず、北海道の冬は一面真っ白。春や秋のだだっ広い原野は一面茶色です。夏ならジャングルグリーンでしょうが、春秋ならシフォンアイボリー、冬はホワイトでなければ気が落ち着かない。いやいや夜なら微妙に青の入ったブルーイッシュブラックパールが最強。などということになり、結論がどんどん遠くなる。

 理想を言えば、自衛隊のように状況に応じて迷彩ネットをかけ、雪が降る前に冬季迷彩にしておけば万全です。が、平時に民間車両でそれをやるとご近所との付き合いが難しいものになってまいります。

 では結局、私は何色をオーダーしたのか。様々な可能性が考えられる混迷したこの世の中で、すべての色を混ぜたらこれということでミディアムグレーにいたしました。まあジムニーシリーズによく似合うカッコいい色ではありますが、実際にどこかが攻めてきたら、クルマの色や形がどうだろうと関係なくやられるでしょう。

 早く平和な世の中になって欲しいものです。戦争反対。それではまた。

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