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新車を買った情報2022 第98回

ジムニーは何色を選ぶべきなのか

2022年04月24日 12時00分更新

文● 四本淑三 編集● ASCII

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仮想敵国が攻めてきて安心なのはどの色か

 色の選択に当たって少々考えてしまったのは、私の住んでいる街が航空自衛隊千歳基地と陸上自衛隊第7師団が駐屯する「基地の街」であることです。通勤中に自衛隊の車両と混走するのも日常で、先のほぼ毎日見ているジャングルグリーンに近い色のクルマはとは自衛隊の車両です。

 ロシアのウクライナ侵攻が始まって以降「次に狙われるのは北海道だ」などという憶測がネットに出回っています。専門家はその可能性は低いと言っていますし、非専門家の私も可能性ならゼロであって欲しいと願っています。ただこの街の部隊が旧ソ連の侵攻に備えて配置されたのは確かなことであり、今は核兵器を持つ国家が周辺に3つもあります。もし何かの拍子で戦争に巻き込まれたら、早い段階でターゲットになるのはこの街の基地でしょう。

 その攻撃により制空権を失った場合、ジャングルグリーンのクルマで道を走っていたりして平気か? というのが先の懸念です。第二次大戦後の四輪駆動車は米軍のジープが手本になっており、原点回帰のコンセプトを掲げたジムニーシリーズのシルエットはその時代の原型に近い軍用車両と誤認、あるいは誤認したという口実で破壊される可能性もないとは言い切れません。

 この場合、自衛隊が採用するオリーブドラブに近いジャングルグリーンより、民間車両でしかあり得ないキネティックイエローやブリスクブルーメタリックの方が安心なのではないか。

 と、実際にロシアのウクライナ侵攻が始まる前までは考えていました。

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