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Windows情報局ななふぉ出張所 第262回

大阪行くなら楽天モバイル?:

出張用のPCやモバイル回線を見直した

2022年04月25日 09時00分更新

文● 山口健太

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楽天モバイル「5Gをつかめば」速い

 ノートPCを持ち出すなら、モバイル回線によるデータ通信もほしいところです。仕事を確実に終えたいなら大手3キャリアが安定しているとはいえ、楽天モバイルの動向も気になります。

 楽天グループの三木谷浩史社長は、2月の決算説明会で「ぜひ大阪の駅前で試してほしい」と何度も強調しています。エリアマップでは大阪中心部に5Gのエリアが広がっており、東京よりも充実しているように見えます。

大阪では梅田や難波など広い範囲が5Gエリアになっている。黄色が5G Sub6、青色の点が5Gミリ波(楽天モバイルのエリアマップより)

 実際に大阪駅の周囲で試してみたところ、5Gをつかんだ状態では下り速度が300Mbpsを超えることがありました。大手3キャリアでも場所によっては出そうな数字ですが、楽天なら月額の上限金額が3278円で無制限であることを考えれば、驚異的です。

JR大阪駅のアトリウム広場で計測

 ただ、楽天の速さを感じるのは「5Gをつかめば」の話です。4Gでは平日の午後3時台で下り5Mbps程度の場所もありました。また、画面の表示は5Gとなっていても、実際にスピードテストを始めると表示が4Gに変わってしまう場所もありました。

 もう1つ気になるのは、大阪中心部でも駅ビルやその周辺などでKDDIによるパートナー回線につながる場所が残っている点です。パートナー回線エリアでは毎月5GBまでの制限があるため、無制限のつもりで使っているとあっという間に上限に達してしまいます。

 このあたりは不完全な部分が残っており、大阪なら楽天モバイルがおすすめ、とまでは断言できませんが、引き続きエリア拡大に期待したいところです。

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