前へ 1 2 3 次へ

モバイルデバイスの外付けSSDに最適! 堅牢性が増したSamsungの「T7 Shield」に注目

文●藤田 忠 編集●北村/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

T7 Shield 2TBモデルで性能をチェック

 ここからは実際にT7 Shieldのパフォーマンスをみていこう。第12世代インテルCoreプロセッサーや、Windows 11を搭載するパソコンのUSB 3.2 Gen 2 Type-Cポートに、T7 Shieldの2TBモデルをつなげている。

容量2TBモデルとなるMU-PE2T0Rの「CrystalDiskInfo 8.16.4」

 ストレージの定番ベンチマークソフト「CrystalDiskMark 8.0.4」を使って、パフォーマンスをみていこう。計測はセキュリティモードの有効/無効時の性能差が気になったので、無効の状態と有効にしてパスワードを設定した状態で行なっている。

 まず、セキュリティモード無効時をみるとシーケンシャルリード・ライトは、リード1061.42MB/sec、ライト1002.28MB/secと公称値通りのアクセス速度を発揮している。

CrystalDiskMark 8.0.4の結果。セキュリティモードは無効

 セキュリティモードを有効にして、パスワードを設定した状態で計測を実行すると、リード・ライトともにダウンする傾向にあったが、その差はわずか10MB/sec程度だった。T7 Shieldは高いパフォーマンスを維持しながら、パスワードによるセキュリティを確保できる。

セキュリティモードを有効にしたCrystalDiskMark 8.0.4の結果

 次に実際にファイルコピー時のパフォーマンスも試すことにした。1ファイル7.77GBのMP4動画と、4.14GB、171ファイルのRAWデータを入れたフォルダーのコピーを実行した際に要した時間を計測した。

 T7 Shieldは、セキュリティモードを有効にしてパスワードを設定した状態でテストしている。また、パソコンのストレージは実測でシーケンシャルリード3400BM/sec、ライト2700MB/secのNVMe SSDを使用し、ボトルネックにならないようにしている。

 T7 Shieldの書き込み性能を計れるPCからT7 Shieldへのファイルコピー実行時は、1ファイルのMP4動画で640MB/sec前後、複数ファイルのRAWデータ時で580MB/sec前後の転送速度を発揮しており、高速にファイルコピーが完了している。さらに読み込み時の性能となるT7 ShieldからPCへのファイルコピー実行時の転送速度は、720MB/secと755MB/secにまでアップし、コピーに要した時間も短縮している。

持ち歩きのお供はT7 Shieldで決まり

 ノートパソコンやタブレットパソコン、iPad、スマホなどとともに持ち歩きしやすいコンパクトボディに、高速な読み書き速度、パスワードによるセキュリティに加えて、防塵、防水、耐落下性が追加されたSamsung Portable SSD T7 Shieldは、持ち歩きしたい外付けSSDの購入を考えている人に、強くおすすめしたい。

【機材協力】

前へ 1 2 3 次へ

過去記事アーカイブ

2024年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
2023年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2022年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2021年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
2020年
01月
03月
05月
06月
07月
09月
10月
11月
12月
2019年
01月
03月
04月
05月
07月
09月
10月
11月
12月
2018年
01月
04月
05月
06月
07月
09月
11月
12月
2017年
06月
08月
09月
10月
2016年
02月
06月
09月
10月
11月
12月
2015年
11月
2014年
07月
12月
2013年
07月
12月
2012年
10月