キーボード、カバースタンド、ペンが全部付き!
<Lenovo Tab P12 Pro>必要なものすべてが付属した12.6型OLED搭載プレミアムAndroidタブ実機レビュー
ThinkPad譲りの打鍵感良好な付属キーボードでPCライクな使い方も可能
キーボードは83キーの日本語配列。キーピッチは19mm、キーストロークは1.3mmが確保されている。LenovoのAndroidタブレット用ということで、極上キーの代名詞的存在「ThinkPad」譲りのキーボードが採用。ThinkPadならではのU字型キートップだけでなく、中央には0.2mmのくぼみが設けられており、打鍵感も良好。タブレット用キーボードとしては文句なしのフィーリングだ。また、タッチパッドでのポインター操作も非常になめらか。マグネットによる本体との接続も強力なので不意に外れてしまうような心配もない。
加えて、システム設定で「生産性モード」を利用すれば、Windowsのように複数のアプリをマルチウインドウで動作、切り替えながら利用することができ、PCライクな使い方も可能。もちろん、Android用の「Microsoft Office」も利用できるので、ビジネスPC代わりにもなる。
また、レノボオリジナルの「ワイヤレスディスプレイサポートアプリ」を利用すれば、<Lenovo Tab P12 Pro>をワイヤレスでPCのセカンドモニターとして利用することもでき、PCの表示領域を広げたり、ミラーリングしてペンタブレット代わりとして利用するといったことも可能だ。
同梱されているデジタイザーペン「Lenovoプリシジョンペン3」は、4096段階の筆圧、傾き検知機能あり。パームリジェクションにも対応しており、ペンでの操作時に小指球(手の小指側の側面)など、手指の一部が画面に触れても、誤動作したりしない。
また、本体と共に持ち運ぶ際のペンの収納方法がユニーク。ペン自体は本体背面上部に磁力で吸着するが、スタンドカバーに凹みが設けられており、ペンはそのなかに保護される。ペンはスタンドカバーで完全に覆われるので、そのままバッグなどに入れてもはずれてしまう心配はまず不要だ。そして、スタンドカバーは上部だけ開けるので、素早くペンを脱着できる。確実に収納し、素早く取り出せる、技ありの設計だ。
「AnTuTu Benchmark」の総合スコアは703341
パフォーマンスについては定番ベンチマーク3本を実行したところ、「AnTuTu Benchmark」の総合スコアは703341、「Geekbench 5.4.4」のMulti-Core Scoreは3008、「3DMark」のWild Lifeのスコアは4242となった。
記事執筆時点(6月29日)のAnTuTu Benchmarkのランキングトップの総合スコアが1042141だったので、Lenovo Tab P12 Proはその約67%のスコアということになる。
とは言え最新のAAAタイトルであっても、「Qualcomm Snapdragon 870」ならストレスなくプレイできる。極端に画質設定を上げなければパフォーマンス不足を感じることはないはずだ。
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