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Core i7-12700&RTX 3060でゲームもばっちりな「ZEFT G27V-Cube」

「ピンク PC」で検索する人は意外と多い?春カラーのキューブ型PCが生まれた理由

2022年03月31日 11時00分更新

文● 宮崎真一 編集●八尋/ASCII

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──ケースにはInWinの「A1 PRIME」を採用していますが、このケースにはほかに白と黒のモデルがあります。ZEFT G27V-Cubeも、白と黒のモデルは用意されるのでしょうか?

中嶋氏:ZEFT G27V-Cubeを設計するにあたり、カラーリングを白にするかピンクにするか悩みました。ですが、弊社のこれまでの客層以外のお客様にも選んでいただきたいのと、今回のコンセプトに“春の新生活で使用する”というものがありましたのでピンクに決めました。黒のキューブ型ケースに関しては、弊社ではFractal Designの「Core 500」を採用したモデルがありますので、そちらをご検討いただければと思います。一方、白に関してはお客様の要望が多ければ、白色モデルも手掛けたいと考えています。

──ZEFT G27V-Cubeを発売するまでに至った経緯はどのようなものですか?

中嶋氏:2年ほど前に、弊社とアスキーのジサトラさんのコラボで「ZEFT CubeR1 ジサトラコラボモデル」を発売しました。このZEFT CubeR1 ジサトラコラボモデルは、限定モデルだったので、現在は発売していません。ですが、当時、販売が終了してもお問い合わせをいただくほど反響が大きく、弊社が想定していた以上の売り上げを見せました。そのZEFT CubeR1 ジサトラコラボモデルの後継になり、机に置けるコンパクトなモデルで、なおかつゲームもできるキューブパソコンとして企画がスタートしたというわけです。その中で、いろいろな方に興味を持っていただければとピンク色のパソコンという形になりました。

──GPUに「GeForce RTX 3060」を選択した意図があれば教えてください。また、BTOはどこまで対応しますか?

中嶋氏:弊社では、RTX 3060とRTX 3070の人気が高いです。ハイエンドモデルだと、RTX 3080も好評をいただいております。ZEFT G27V-Cubeでは、内部温度は余裕があったのですが、長時間の稼働も考慮するとRTX 3060がバランス的には最適だと判断しました。ですが、BTOで下はRTX 3050から、上はRTX 3070まで用意する予定です。なお、RTX 3070 Ti以上のGPUは熱的に少し懸念する部分があったので、RTX 3070までにしました。

ビデオカードはRTX 3060搭載モデル

──マザーボードにASRockの「H670M-ITX/ax」を選んだ理由を教えてください。

中嶋氏:Core i7-12700とのバランスを考慮し、インテル H670チップセット採用モデルを選びました。H670M-ITX/axは、Wi-Fi 6Eの最新無線LAN機能を搭載しており、設置場所を気にする必要がありません。さらに、有線LANも2.5GbEをサポートし、オンラインゲームやクリエイターの方などのニーズにも応えることができます。そのほか、電源周りにDr.MOSを採用しており、省電力かつ低発熱といった最適化が施され、Nahimic Audioにより臨場感のあるサウンドを楽しめる点も、H670M-ITX/axを選択した理由です。

背面の様子。USBは7系統用意されており拡張性はかなり高め

──このマシンでの苦労した点などがありましたら教えてください。

中嶋氏:キューブ型ですので、限られたスペースでパーツを装着し、ケーブルを取りまとめるのは大変ですね。通常のデスクトップパソコンに比べると、ケーブル周りをキレイに見せるためにかなり気を使っています。実際、組み上げる際の作業時間も、ほかのモデルに比べて掛かっています。あとは、熱周りの検証も大変でした。内部空間に限りがありますので、どうすれば温度を抑えることができるのか、またこのパーツを搭載しても問題ないのかといった点を、ベンチマークテストやストレステストを行なって逐次検証していきました。キューブ型パソコンですと、内部に熱が篭る点を心配される方もいらっしゃいますが、BTOで用意しているパーツであれば、すべて問題なく動作することを検証していますので、お客様には安心していただければと思います。

右側面の内部の様子。ケーブルがキレイに取り回されているのが確認できる

底面にはハニカム構造の吸気孔が用意され、防塵フィルタも装着されている

ZEFT G27V-Cubeの価格はいくらでしょうか?

中嶋氏:ZEFT G27V-Cubeの価格は、基本構成で24万680円を予定しています。今後、CPUやGPUなどを変更したモデルも用意するつもりでいます。たとえばですが、ZEFT G27V-CubeのBTOでCPUをCore i3-12100、GPUをRTX 3050にダウングレードした場合は価格は20万6200円となり、コストパフォーマンスの高さも魅力になるかと自負しています。さらに、CPUは下位の「Celeron G6900」もBTOでは用意させていただきますので、もし、PCの用途がすでに決まっているお客様でしたら、BTOから構成を変更していただくのも面白いかと思います。

真重氏:レポートやドキュメント作成中心の用途ならダウングレード、ゲームを楽しんだり配信、動画編集を行うならアップグレードのカスタマイズをしていただければ、できることの幅が大きく広がると思います。これから新生活を始める方にとって、ZEFT G27V-Cubeが大切な1台になってもらえるとうれしいですね。

──今回もジサトラコラボモデルと同様、限定発売なのですか?

中嶋氏:ZEFT G27V-Cubeでは、弊社で人気の高い実績のあるパーツを選んでいます。ピンクを採用したことで、弊社のパソコンを見ていただけるお客様が増えるのであれば、すごいありがたいなと思っています。ピンクのノートパソコンを探している方はいらっしゃるはずです。そういった方に、デスクトップパソコンがその選択肢に入るのであれば幸いです。ちなみに、今回のZEFT G27V-Cubeは、ZEFT CubeR1 ジサトラコラボモデルとは異なり限定発売ではありません。ですので、お客様にはゆっくりと購入の検討をしていただきたいです。

──ゲーミングパソコンとして、少しユニークな存在になるかなと思います。

中嶋氏:はい、キューブ型パソコンですが、ゲーミングパソコンとして販売していく予定です。省スペースのゲーミングパソコンを希望されるお客様は、定期的にいらっしゃいますので、ZEFT G27V-Cubeの需要は高いと思っています。これまでコンパクトなサイズを希望されるお客様には、拡張性も考慮してmicroATXケースのゲーミングPCや、筐体の小さなミドルタワー型のゲーミングパソコンをオススメしていましたが、これからはさらにもう1つの選択肢をご提案できると非常に楽しみです。ZEFT G27V-Cubeは、華やかなカラーで圧迫感のないサイズなので、部屋のどこに置いても映えるマシンだと思います。たとえば、リビングでTVボードの横に設置してもまったく違和感がありません。ライトなゲーマーの方や、春から新生活をスタートされる方など、幅広いニーズに対応したゲーミングパソコンに仕上がっていると自負しています。

──本日はありがとうございました。

 やはり、ピンク色のパソコンというのはなかなかインパクトが大きい。それでいて、キューブ型パソコンながらもゲーミング向けとしてのスペックを持っており、このZEFT G27V-Cubeはほかに例を見ないユニークな1台であることは間違いない。これからゲームを始めたい人や、セカンドマシンとしてもう1台欲しい人にとって、このZEFT G27V-Cubeはかなり魅力的なマシンといっていいだろう。

セブンアールジャパンの中嶋 孝昌氏(写真左)と真重 翔氏(写真右)

(提供:セブンアールジャパン)

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