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G-Tune PP-Z-3070Tiをレビュー

第12世代Core i7とRTX 3070 TiでApexフルHDプレイが最小約250fps!コアゲーマーも納得の1台

文●宮崎真一 編集●市川/ASCII

提供: マウスコンピューター

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コアなゲーマーでも魅力的な性能
フルHDで快適なゲームプレイを実現

 それでは、ゲームパフォーマンスの結果を見ていこう。まずは、「Halo Infinite」の結果からだ。ここでは、ウルトラプリセットを適用したうえで、マップ「Bazaar」をプレイ。その間のフレームレートを「CapFrameX」(Version 1.6.7)で計測。なお、データ全体の1%となる1パーセンタイルフレームレートを最小フレームレートの代わりに使用し、グラフ中に限り「Minimum(1%)」と表記することを断っておく。

 その結果だが、G-Tune PP-Z-3070Tiは3840×2160ドットでも常時60fps以上のパフォーマンスを発揮。とくに、解像度を1920×1080ドットまで下げると、1パーセンタイルフレームレートは140fpsほどにまで向上し、コアなゲーマーでも納得のいくフレームレートが維持できている。

 続いて「バイオハザード ヴィレッジ」では、最も描画負荷が大きくなる限界突破プリセットを使用。そのうえでゲームをプレイし、先ほどと同じくCapFrameXでフレームレートを取得したが、やはりG-Tune PP-Z-3070Tiは、3840×2160ドットで1パーセンタイルフレームレートが60fpsを上回ってみせた。1920×1080ドットにもなると、1パーセンタイルフレームレートは190fps弱にまで伸びており、G-Tune PP-Z-3070Tiでバイオハザード ヴィレッジは、美麗な画面でかなり快適にプレイできるだろう。

 「バトルフィールド2042」でもG-Tune PP-Z-3070Tiのパフォーマンスは優秀だ。ここでは、ウルトラプリセットで「コンクエスト」をプレイ。マップは「マニフェスト」を選択している。フレームレートはCapFrameXで計測しているが、G-Tune PP-Z-3070Tiは1920×1080ドットで平均120fpsほどのパフォーマンスを発揮。2560×1440ドットでも1パーセンタイルフレームレートは60fpsを維持しており、G-Tune PP-Z-3070Tiでバトルフィールド2042をプレイするのに支障はまったくない。

 では、レイトレーシング性能はどうだろうか。「Cyberpunk 2077」では、レイドレーシングが適用される「レイトレーシング:ウルトラプリセット」を適用してゲームをプレイした。ここでも、CapFrameXでフレームレートを取得しているが、さすがに3840×2160ドットでは1パーセンタイルフレームレートが30fpsにまで低下してしまった。

 しかし、2560×1440ドットでは、1パーセンタイルフレームレートが40fpsを超えてみせ、1920×1080ドットでは60fpsに迫る勢いを見せている。G-Tune PP-Z-3070Tiは、レイトレーシングを適用しても、1920×1080ドットであれば問題なくCyberpunk 2077をプレイできそうだ。

 ここからは比較的軽めなゲームとして、「Apex Legends」の結果を見てみよう。ここでは、オプションから描画負荷が最大となるように設定してゲームをプレイし、「Fraps」(version 3.5.99)でフレームレートを取得した。なお、こちらは「平均フレームレート」、「最小フレームレート」と表記している。

 その結果だが、G-Tune PP-Z-3070Tiは3840×2160ドットでも最小フレームレートが100fpsを超え、1920×1080ドットにいたっては、最小フレームレートは250fpsほどにまで達している。この結果であれば、高リフレッシュレートのゲーミングディスプレーを活用し、Apex Legendsで有利に立ち回ることが可能になるだろう。

 同じく軽めのゲームである「VALORANT」も同じだ。ここでは、Apex Legendsと同様に、オプションから描画負荷が最大となるように設定してゲームをプレイ。その間のフレームレートをFrapsで取得した。VALORANTは軽めのゲームとはいえ、1920×1080ドットの最小フレームレートが500fpsに迫っている点は驚きだ。3840×2160ドットでも最小フレームレートは200fpsを維持しており、G-Tune PP-Z-3070Tiのポテンシャルはかなり高い。

価格は税込みで31万8780円
ゲームだけでなく動画編集も快適な1台!

 以上のテスト結果から明らかなとおり、G-Tune PP-Z-3070Tiのゲームパフォーマンスはかなり高い。また、コンテンツ制作の性能も良好で、最近はゲームのプレイ動画を編集したり、SNSで共有したりといった使い方が一般的になってきた。そのため、そういった用途において、G-Tune PP-Z-3070Tiは十分高いポテンシャルを持った1台といえるだろう。

 G-Tune PP-Z-3070Tiの価格は、税込みで31万8780円と30万円を超えてしまうものの、スペックや性能を加味すると費用対効果は申し分ない。ゲームを快適にプレイしたいものの、ゲーム以外にもPCを使いたいと考えるのであれば、このG-Tune PP-Z-3070Tiはおススメできるモデルといって間違いない。

(提供:マウスコンピューター)

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