G-Tune PP-Z-3070Tiをレビュー

第12世代Core i7とRTX 3070 TiでApexフルHDプレイが最小約250fps!コアゲーマーも納得の1台

文●宮崎真一 編集●市川/ASCII

提供: マウスコンピューター

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DX12やレイトレーシング性能は良好!
デジタルコンテンツ制作用途でも期待大の性能

 それでは、G-Tune PP-Z-3070Tiの実力を確かめてみよう。まずは、定番のベンチマークである「3DMark」(Version 2.22.7334)からだ。「Fire Strike」では、G-Tune PP-Z-3070TiはFire Strike“無印”で3万を超える非常に高いスコアを発揮。さすがにテスト解像度が3840×2160ドットとなる「Fire Strike Ultra」では1万を割ってしまうものの、それでも十分高いスコアといっていい。

 一方、DirectX 12のテストである「Time Spy」でも、G-Tune PP-Z-3070TiはTime Spy“無印”で1万を超えるなど立派な結果を残しており、ゲームパフォーマンスはかなり期待できそうだ。さらに、レイトレーシングテストである「Port Royal」でも、G-Tune PP-Z-3070Tiのスコアは8000台半ばと良好である点も見逃せない。

 続いてシステム全体の性能が推し量れる「PCMark 10」(Version 2.1.2525)の結果に移ろう。ここでは、無償版でも利用できるPCMark 10“無印”のテストを実施したが、G-Tune PP-Z-3070Tiの総合スコアは8200ほどと高めだ。スコアの詳細を見てみると、とくに「Digital Content Creation」が13000台半ばと優秀だ。

 このDigital Content Creationは、コンテンツ制作のパフォーマンスを見るテストグループで、G-Tune PP-Z-3070Tiは、この結果から動画編集やフォトレタッチといった用途でも高性能が期待できる。また、「Productivity」は3つの中で最もスコアが低いものの、1万に迫る結果を残しており、オフィス用アプリケーションでも十分な性能を発揮するだろう。

「PCMark 10」の実行結果

 「CrystalDiskMark」(Version 8.0.4)でストレージ性能もチェックしておきたい。まずはSSDだが、シーケンシャルリードは最大2500MB/秒ほどで、シーケンシャルライトが最大5000MB/秒弱とかなり高速だ。ランダムアクセスもリードが最大で860MB/秒ほど、ライトが最大で780MB/秒と十分高速で、ゲームの起動やデータのロードでストレスを感じることはまったくなかった。一方、HDDの結果はSSDと比べると見劣りするのは確かで、当然のことながらデータドライブとしてその容量を活かす使い方が望ましいだろう。

「CrystalDiskMark」:SSDの実行結果

こちらはHDDの実行結果