国税庁、確定申告e-Tax接続障害「個別に期限延長」を発表
国税庁は3月14日に発生したe-Taxの接続障害により期限内の申告が困難な場合、個別に申告期限を延長して後日提出ができると、3月15日に発表した。なお、e-Taxにつながりにくい状態は改善されたが、障害の原因解明にはいたっていないという。
所得税及び復興特別所得税、贈与税は、本来、3月15日が確定申告の期限である。e-Taxの接続障害の影響を受け、期限内の申告が困難な場合は、以下の提出方法を紹介している。
・3月15日中に書面で提出
※郵送などにより提出する場合は、通信日付印(消印)が3月15日であれば申告書の提出日は3月15日とみなされる
・個別に申告期限を延長して、後日提出
※後日提出する場合は、「送信準備」画面の「特記事項」欄に「e-Taxの障害による申告・納付期限延長申請」を入力する。この方法による延長申請ができる期間については、障害が解消した後に公表する
※新型コロナウイルス感染症の影響で期限内に申告が困難な場合、申告書の余白に「新型コロナウイルスによる申告・納付期限延長申請」と記載
新型コロナウイルスによる延長申請とは異なり、今回のe-Taxの障害による個別の延長申請については、国税庁は期限を公表していない。延長期限については、障害が解消した後に公表するとしている。