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AMD、最新ワークステーション・プロセッサー「AMD Ryzen Threadripper PRO 5000 WXシリーズ」を発表

2022年03月09日 13時30分更新

文● ASCII

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 AMDは3月9日、最新ワークステーション・プロセッサー「AMD Ryzen Threadripper PRO 5000 WXシリーズ」を発表した。

 8Kでのレンダリングや編集、複雑なシミュレーションやデザインの開発、コードの迅速な開発やコンパイルといった複雑なプロフェッショナル・ワークロードに適したプロセッサーとしている。

 従来の「AMD Ryzen Threadripper PRO 3000 WXプロセッサー」を基にZen 3アーキテクチャーを採用するとともにAMD PROテクノロジーのエンタープライズ・セキュリティー機能や管理性、拡張性を装備。より高い周波数と強化されたL3キャッシュ・アーキテクチャーにより、スレッド数の少ないワークロードに対応するだけでなく、高度なマルチスレッド性能も実現するとしている。

 いずれのモデルも128のPCIe 4.0レーンに対応することで、豊富なグラフィックスやストレージの拡張性を提供し、グラフィックス性能が最大43%向上、ストレージ性能は最大2.2倍向上したという。コアあたりの消費電力も削減され、全モデルTDP 280Wとしている。

製品モデル AMD Ryzen
Threadripper
PRO 5995WX
AMD Ryzen
Threadripper
PRO 5975WX
AMD Ryzen
Threadripper
PRO 5965WX
AMD Ryzen
Threadripper
PRO 5955WX
AMD Ryzen
Threadripper
PRO 5945WX
コア/
スレッド
64/128 32/64 24/48 16/32 12/24
ブースト/ベース周波数(GHz) Up to
4.5/2.7
Up to 4.5/3.6 Up to 4.5/3.8 Up to 4.5/4.0 Up to 4.5/4.1
キャッシュ
(MB)
288MB 144MB 140MB 72MB 70MB

 このほか、メモリーを暗号化して機密データへの物理的な攻撃を防止する「AMD Memory Guard」、機密データを保護して実行前にコードを検証する統合されたオンチップ・セキュリティー「AMD Secure Processor」、 命令のメモリー変更を防止して一般的なマルウェアからの攻撃を軽減するハードウェア保護機能「AMD Shadow Stack」といったセキュリティー機能も備える。

 AMD Ryzen Threadripper PRO 5000 WXシリーズプロセッサー搭載製品として、レノボより「Lenovo ThinkStation P620」が新たに発表された。

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