ゲーム以外の用途でも大活躍するミドルレンジマシン

「ダイイングライト2」は平均70fps前後! 第12世代Core i7+RTX 3060搭載の「G-Tune EN-Z」を徹底検証

文●BRZAK 編集●市川/ASCII

提供: マウスコンピューター

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「ダイイングライト2 ステイ ヒューマン」などの最新ゲームでもチェック

 ここからはゲームのベンチマークテストを行ない、EN-Zがどれくらいのパフォーマンスを出せるか確認していく。

 最初のタイトルは「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」(以下、FF14)だ。こちらのテストでは、解像度はフルHD(1920×1080ドット)、「最高品質」「高品質」「標準品質」の設定で、それぞれテストをした。その結果、標準品質では31000以上、最高品質では21000以上と快適に遊べることがわかった。

 FF14の次は「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」。こちらは「高品質」「標準品質」「軽量品質」に加え、オプションをすべて最高負荷にした「カスタム」の4つの設定で計測。標準品質と軽量品質であれば「非常に快適」、高品質とカスタムでは「とても快適」と上々な結果が得られた。

カスタム設定時のグラフィック設定

 次に、PCゲーマー御用達のベンチマークソフト「3DMark」(Version 2.22.7336)を用いて「Fire Strike"無印"」と「Time Spy"無印"」の2つも計測。こちらについてはGPUがミドルレンジなりのスコアといったところだろうか。それでも結果は申し分ないので、最新のゲームも難なく遊べそうだ。

 ここからは、ゲーム上でのパフォーマンスも確認していこう。テスト方法はベンチマーク計測でお馴染みの「Fraps」を用いて、フルHD(1920×1080ドット)表示のゲームで計測してみた。

 最初にテストしたのは、バトルロイヤルシューターの「Apex Legends」だ。アルティメットのエフェクトが最も重いキャラクターの「バンガロール」を使用し、射撃練習場で決められたコースを移動した後にアルティメットを発動といったパターンで計測。グラフィック周りの設定はすべての項目を、高または最高にした「最高設定」と、低または中に設定した「中設定」の2パターンで計測した。

 なお、テスト前にOrigin側の起動設定で「+fps_max unlimited」を追記し、フレームレートの上限を300にした状態で計測している。

 結論からいえば、最高設定では平均188fpsで、中設定では253fpsという結果が出た。ハイリフレッシュレートに対応したゲーミングモニターと組み合わせれば、ヌルヌルとした描画でゲームが楽しめるだろう。

 最後のタイトルは、2月4日に発売されたばかりの「ダイイングライト2 ステイ ヒューマン」。こちらはマップの「オールド・ヴィレドー」にある教会の周辺を、決められたルートで移動するといったシンプルな計測を行なった。

 グラフィックの設定はアップスケーラーモードを利用せず、レンダラーモードを「D3D12 Ultimate(レイトレーシング)」にしたうえで、「アンビエントオクルージョンの質」「グローバルイルミネーションの質」「反射の質」をレイトレーシングに設定。今回、「レイトレーシングフラッシュライト」にチェックをつけた高負荷の状態と、特に細かな設定は調整していないレンダラーモード「D3D12」の2つで計測した。

 意外なことにどちらも平均フレームレートが72~74と差は小さく、最大値でも11fpsほどの差となった。今回は負荷テストを兼ねたベンチマークテストなのでアップスケーラーモードを利用しなかったが、DLSSなどを利用すれば負荷が軽減され、より高いフレームレートで遊ぶことが可能だ。