ゲーム以外の用途でも大活躍するミドルレンジマシン

「ダイイングライト2」は平均70fps前後! 第12世代Core i7+RTX 3060搭載の「G-Tune EN-Z」を徹底検証

文●BRZAK 編集●市川/ASCII

提供: マウスコンピューター

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

最新世代のCPUを搭載したゲーミングPC ゲーム以外の用途でも大活躍する性能

 EN-Zは12コア/20スレッドのCore i7-12700Kを搭載し、最大で5.0GHz駆動するCPUだ。これだけの性能だと発熱量も結構なものだが、搭載されている水冷式クーラーがしっかり冷却してくれる。これによって熱による処理落ちなどは見られず、文字通り快適だ。ゲーム用途以外では、動画作成時にソフトウェアエンコードをしても問題なく耐えられる仕様となっている。

「CPU-Z(Version 1.99.0)」の実行結果

 搭載しているGeForce RTX 3060は12GBのVRAMを搭載し、ベースクロックが1320MHz、ブーストクロックは1777MHzと高速。上位モデルと比べればやや劣るのは当然だが、それでも十分に速いといっていいだろう。

「GPU-Z(Version 2.44.0)」の実行結果

 メインストレージは512GBのM.2接続のSSDを採用し、起動や再起動は爆速だ。サブストレージは2TB HDDと大容量ではあるが、読み込み速度がメインストレージとは段違いなのでロード時間が気になるタイトルはCドライブ(SSD)に入れてしまうのも手だろう。

「CrystalDiskInfo(Version 8.15.2)」のCドライブ(SSD)実行結果 ※搭載パーツのメーカーは仕様機のものとなる

「CrystalDiskInfo(Version 8.15.2)」のDドライブ(HDD)実行結果 ※搭載パーツのメーカーは仕様機のものとなる

 では、M.2接続のSSDとHDDでどれくらいの読み込み時間に差があるのかを確認すべく、「CrystalDiskMark」の最新版を用いてテストしてみたところ、10倍以上の差が出た。

 これがゲームともなると、HDDのローディングはM.2接続のSSDよりもおおよそ2倍~3倍以上の読み込み時間が必要となる。頻繁に遊ぶゲームはSSDに、遊ぶ頻度が高くないゲームや録画した映像などはHDDに保存してみるというのもアリだろう。もしくは、BTOのカスタマイズでより大きなストレージに変更するといい。

「CrystalDiskMark(Version 8.0.4)」のCドライブ(SSD)実行結果

「CrystalDiskMark(Version 8.0.4)」のDドライブ(HDD)実行結果

 今度は、PCの総合的なパフォーマンスをチェックできる「PCMark 10」(Version 2.1.2532)を用いてテストしてみた。その結果、コンテンツ制作に関わる「Digital Content Creation」は12485と高く、総合スコアは8044となった。これは第12世代のCore i7-12700Kの処理能力が高いことを表しており、ゲーム以外でも活躍できるマシンであることの証左であるといえるだろう。

「PCMark 10」の実行結果