PS5内蔵SSD、M.2拡張SSD、USB外付けSSDをどう使い分けるか?

PS5でPS4/5両対応のタイトルをプレーしてわかったこと

文●飯島範久 編集●北村/ASCII

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拡張スロットや外部ストレージでロード時間は変わる?

外部ストレージをUSB Type-AコネクタでPS5と接続する場合、PS5の前面ではなく背面のUSB Type-Aポートに接続する必要があるので注意

 ただ、外部ストレージを利用するとなると気になるのが、ゲームのロード時間だろう。本体のSSDでプレイするより遅いとなると使うのに少々ためらってしまう。そこで今回は、PS5本体SSDと増設した980 PRO ヒートシンクモデル、外付けケースに入れた870 QVOそれぞれで、PS4のゲームの起動時間とゲームロード時間で違いが出るのか計測してみた。

 なお、外部ストレージをSSDではなくHDDにしたほうが、容量も多く安価で済むが、容量逼迫必至のPS5での外付けストレージ検証で見えてきた現状と課題で検証した通り、PS5にHDDを増設することはおすすめしない。

ゲームの移動は、「設定」の「ストレージ」から本体ストレージの「ゲームとアプリ」を選択するとできる

 ゲームのなかにはPS5版とPS4版の両方が出ている製品もあるが、それぞれでロード時間の差があるのかについても検証している。

 計測にあたってはストップウォッチで3回計測し、その平均値をロード時間としている。また、PS5の拡張スロットへの装着方法については、こちらの記事を参照してほしい。

 まずは、SIEの「Ghost of Tsushima」から。日本の原風景が広がるオープンワールドの中を馬で走り回り、元軍に立ち向かうためにさまざまな努力をして故郷をなんとか守り抜くストーリーだ。まずPS4版として発売され、昨年8月に「Ghost of Tsushima Director's Cut」として新たなエリアなどが加えられてPS5版も発売されている(以下のグラフでは980 PRO ヒートシンクモデルを「980 PRO HS」と表記)。

PS4版「Ghost of Tsushima」Ver.2.15(40.60GB)で計測

PS5版「Ghost of Tsushima」Ver.2.015.000(59.30GB)で計測

 結果は、ご覧のとおりPS4でもPS5でも、ほぼ誤差程度の違いしかなかった。ただ、PS4版とPS5版では、かなり差があることがわかる。起動時間はPS5のゲームの場合、最初の立ち上げのときだけクレジット表示されるため時間がかかるが、その後は省かれるため上記のようにあっという間に起動する。

 一方PS4のゲームはクレジットが省かれることなく起動するため長くなることは仕方ないところだが、約34秒も短縮するとなるとPS5の爆速さが際立つ印象だ。

 続いては、コジマプロダクションの初タイトルであり話題作でもある「DEATH STRANDING」。こちらもPS4版として発売され、「DEATH STRANDING DIRECTOR’S CUT」としてPS5用にリマスター化されている。

PS4版「DEATH STRANDING」Ver.1.13(47.28GB)で計測

PS5版「DEATH STRANDING DIERCTOR'S CUT」Ver.1.004.000(69.35GB)で計測

 結果は、PS4版、PS5版ともにロード時間で若干PS5本体SSDのほうが速くなっているが、0.6、7秒ほどなのでほとんど気にならないレベル。起動時間はほぼ同じだ。PS4版では起動時間よりゲームロード時間のほうが倍ぐらい長いが、PS5版はほぼ同じ。圧倒的な速さで即プレイできる。

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