このページの本文へ

ベンダーごとのバックアップ運用を一元化、日本赤十字社 大津赤十字病院が「Veeam Backup & Replication」を採用

2022年01月20日 16時30分更新

文● ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 Veeam Softwareは1月20日、日本赤十字社 大津赤十字病院が「Veeam Backup & Replication」を採用したと発表。

 病院内の情報システム群における仮想化基盤のバックアップ統合への導入で、これまで各部門システムごとにベンダーへ委託していたバックアップ運用を一元化。職員自らが状況把握・管理できるよう内製化を推進する対応体制を実現した。また、システム運用の内製化によりファイルの復元に要する時間が最大およそ1日から数分程度に短縮することが可能となったという。
 
 医療情報システム分野では、それぞれのシステム導入・開発を担当するベンダーが個別にバックアップ環境を構築するケースが多く、同院でもベンダー委託による運用体制のサイロ化やブラックボックス化が課題となっていたという。今後はVeeam導入によってバックアップを一元化、院内で内製化を進めることでバックアップ運用環境全体を可視化できるようになる。また、担当者自身でのリストア作業が容易になったことからバックアップ作業時間を最大1/10程度にまで短縮。

 近年は医療機関を標的としたランサムウェアなどのサイバー攻撃が急増するなか、セキュリティーやBCP対策の強度も向上したという。さらに同院では今後、災害復旧(DR)対策にも注力するためにパブリッククラウドを利用した遠隔バックアップも検討しているとしており、短時間かつ簡単にバックアップ処理が行なえるVeeam製品ならばこうしたニーズにも速やかに対応可能だと評価しているという。

カテゴリートップへ

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード