パソコンショップSEVENのCOSMOS C700Mを採用した2機種を借りたら、勝手に対決が始まった……
ジサトライッペイ&ハッチのインテルVSAMD論争勃発! Core i9-12900K/Ryzen 9 5950X搭載のハイエンドPCはどっちがスゴイ?
2021年12月30日 11時00分更新
2020年11月、AMDはZen 3アーキテクチャーを採用した「Ryzen 5000シリーズ」を発売。このRyzen 5000シリーズは、コア数の多さとパフォーマンスの高さ、それに価格も抑えられていたことから、自作PC市場にRyzenの風が吹いたことは記憶に新しい。
負けじとインテルも、2021年11月に開発コードネーム「Alder Lake」と呼ばれていた「第12世代Coreプロセッサー」を発売。この第12世代Coreプロセッサーは、発売して間もないが、Ryzen 5000シリーズといい勝負、またはそれ以上の性能を備えているとして、自作PC市場で飛ぶ鳥を落とす勢いをみせている。まさに両雄が並び立った状況だが、こうなってくるとどちらのCPUを選択するのが得策か、頭を悩ます人も多いのではないだろうか。
そんな折、パソコンショップSEVENを運営するセブンアールジャパンから、2台のゲーミング向けデスクトップパソコンが登場した。1台はCPUに「Core i9-12900K」(以下、i9-12900K)を搭載したモデル「ZEFT G29ZT」で、もう1台は「Ryzen 9 5950X」採用の「ZEFT R35ZG」だ。
しかも、ユニークなのは、ZEFT G29ZTとZEFT R35ZGで、ほぼ仕様が揃っている点。つまり、どちらのCPUを使いたいかで、モデルを選ぶことができるようになっているわけだ。
さっそくZEFT G29ZTとZEFT R35ZGの試用機が届いたわけだが、どこからかそれを聞きつけたジサトライッペイ(インテル担当)とジサトラハッチ(AMD担当)が担当編集のもとに現れ、「ZEFT G29ZTとZEFT R35ZGが届いたらしいじゃないか」と詰め寄ってきた。最初は両製品をまじまじと眺めていた2人だが、ジサトライッペイの「2021年はやっぱりインテル第12世代Coreプロセッサーの年でしたな」という一言で、ジサトラハッチの表情が変わった。
「いやいや、Ryzen 5000シリーズも忘れてもらっては困りますな。まだまだ人気ですよ」と対抗。担当編集そっちのけで、バチバチの言い合いが始まってしまった……。そこで、面白そうなので2人の言い分を聞いてみることにした。
ZEFT G29ZT
https://pc-seven.co.jp/spc/15522.html
価格:60万1480円
ZEFT R35ZG
https://pc-seven.co.jp/spc/15524.html
価格:60万3680円
試用機の主なスペック | ||
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機種名 | ZEFT G29ZT | ZEFT R35ZG |
CPU | Core i9-12900K(定格クロック3.2GHz~最大クロック5.2GHz)、16コア/24スレッド | Ryzen 9 5950X(定格クロック3.4GHz、最大クロック4.9GHz)、16コア/32スレッド |
CPUクーラー | Cooler Master MasterLiquid ML360P Silver Edition | |
グラフィックス | ASUS ROG-STRIX-RTX3080TI-O12G-GAMING(GeForce RTX 3080 Ti) | |
PCケース | Cooler Master COSMOS C700M | |
マザーボード | ASUS ROG STRIX Z690-F GAMING WIFI(Intel Z690チップセット) | ASUS ROG STRIX X570-E GAMING(AMD X570チップセット) |
メモリー | DDR5-4400 32GB(16GB×2)、スロット数4のうち2スロット使用 | |
ストレージ | 1TB M.2 SSD(Western Digital WD Black SN850、PCIe 4.0) | |
内蔵ドライブ | ブルーレイ・DVDスーパーマルチドライブ LG BH16NS58 | |
通信規格 | 2.5GbE、Wi-Fi 6/Bluetooth 5.0対応 | |
電源ユニット | Cooler Master V1000 Platinum(定格出力1000W、80PLUS PLATINUM認証) | |
OS | Windows 11 Home(64bit) |