コスパのいい持ち運びに適したマシン
モビリティに適したWindows 11マシンの本命「VAIO SX14」を買う
バッテリー駆動時間は14時間弱
モバイルワークにおいて、バッテリー駆動時間も重要だ。公称値はフルHD解像度で約28~30時間。動画再生時で約14.5~15.5時間となっているが、さすがになかなか実使用で出せる数値ではない。ただ、従来のモデルよりは確実に駆動時間が伸びている。
実際にオフィス系アプリを実行したときのバッテリーパフォーマンスを計測するPCMark 10の「Modern Office Battery Life」を実行してみたが、Core i7-1195G7のフルHD解像度モデルで13時間41分という結果だった。これだけ持てば、朝から外出して夕方戻る間モバイルワークをしていても、充電の必要はない。
出張時でもACアダプターが小型になったので、それほど荷物になることもない。VAIO SX14はUSB Power Delivery対応のUSB充電器/モバイルバッテリーからの電源供給・充電ができるほか、モバイルバッテリーからの充電も可能となっている。条件付きとなるが、“5Vアシスト充電”として、スマートフォン向けの5V充電器(5W以上)でも充電が可能となっている。多くのホテルではUSB充電器が用意されているので、電源を落とし、それで一晩充電すれば回復する。モビリティ面でも従来モデルよりかなり改善されていると言えよう。
参考値として、USB Power Delivery対応(20000mAh 出力24W)のモバイルバッテリーを利用した場合の充電時間は最大約3.5時間だそうだ。
Windows 11マシンとして買い替えに
VAIO SX14では、最初からOSがWindows 11だ。HomeとProの選択はできるが、Windows 10の選択はできない。新たにWindows 11マシンを導入・買い替えたいというユーザーならまったく問題ないが、Windows 10からの乗り換えに躊躇しているユーザーの場合は「どうなんだろう?」と、少々不安を抱くかもしれない。
Windows 11はWindows 10をベースとしているので、根本的な部分はほとんど変わっておらず、従来使ってきたアプリやドライバーが動作しなくなるということはほぼない。ただUIはかなり変わった印象になっている。
これは従来より見やすさや使い勝手の改善のためであり、特に設定まわりは、Windows 10より断然わかりやすくなった。どこで設定すれば……と悩むことも少なくなるはずだ。また、エクスプローラーはアイコンが一新されているので、小さいアイコンでも認識しやすくなっている。
一方で右クリックメニューの表示方法や構成が少々変わったり、スタートボタンの位置がセンター揃えになったなど、操作方法の変更があるのも事実。ただ、慣れてくれば違和感はなくなるだろう。ちなみに、設定でスタートボタンの位置は従来の左端に変更できるので、自分にあった設定にするといい。
新しいウィンドウの整列やウィジェット、Teamsの常駐など、便利な機能も追加され作業効率のアップにもつながるWindows 11は、早急に乗り換えることをオススメしたい。
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