プラットフォームを生かすも殺すもアプリのでき次第
新規開発した独自ランチャーは好感触
今回の発表でもっとも多くの人達が不満に思ったのは、間違いなく10万円を超える価格だった。40年前のIBM PCの発表以来、よほどの例外を除き、ユーザーもメーカーもなぜかパソコンは「コスパ」という基準の下で開発、購買をするのが原則となった。そして、その繰り返しで進化してきた。携帯電話でスタートしスマホに成長しても、なぜかその原則は不変なのだ。
世界中で1億台以上売れる人気のスマホと比較すれば、BALMUDA Phoneのせいぜい数万台ではとてもコストは圧縮できない。BALMUDA Phoneが差別化と個性化のために、従来のコスパ一辺倒ではなくユニークなアプリやランチャーを新規に開発し、基本セットとしてバンドルすることは、成否は別としてユーザーとしては歓迎すべきことだ。
大昔、Macintosh Plusを使っていたころのMacDrawやMacPaint、IBM PCの時のロータス 1-2-3のように、ハードウェアであるプラットフォームを生かすも殺すもアプリのでき次第だということは、時代を超えて我々の多くが何度か経験、学んできたことだ。スマホも決して例外ではないはずだ。
PCの世界でもGUIなWindowsが市場を寡占するまでの長い期間、世界中の多くのPC ソフトウェアベンダーがユーザービリティと生産性向上を目指し、何度もチャレンジした「ダッシュボード」や「ランチャー」があった。
成熟したスマホワールドでも現状に疑問を抱き、違ったプラットフォームで再挑戦する変態企業があってもおもしろい。パソコンの長い歴史をフォローせざるを得ないスマホ世界において「いまさら感」はあっても「スマホとは何か?」を考え直す良い機会だ。
BALMUDA Phoneに搭載された「ストライプ機能」はそんなランチャーのひとつだが、2本のストライプにキーカラーとサブカラーの2色を割り当て、指先のフリックする方向でユーザーが設定で割り当てた特定アプリを起動させるものだ。これが意外と便利だ。筆者は左下→右上アップフリックでLINE、逆方向でFacebookを起動するように設定している。できれば上下2段、左右2方向で同時に4つのアプリに対応してほしい。
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