スクウェア・エニックスが、2022年に世界同時配信を予定している「聖剣伝説」シリーズのスマートフォン向け最新作『聖剣伝説 エコーズ オブ マナ』のクローズドβテストが11月16日〜24日の期間で開催されました。
シリーズの一ファンとして、本作のことが非常に気になっていたのですが、運よくβテストのテスターに当選! ということで、本作がどういったゲームになっているか、その手触りを中心にプレイレビューをお届けしましょう。
ちなみに筆者の「聖剣」歴は、ゲームボーイで発売された「ファイナルファンタジー外伝」だった初代『聖剣伝説』から、家庭用機や携帯ゲーム機で発売されたシリーズは一通りプレイ。
フィーチャーフォンやスマートフォンで登場したシリーズ作はプレイしたことがなく、スマートフォンで「聖剣」を遊ぶのは今回が初めてとなります。
なお、今回お届けするレビューの内容はクローズドβテストのものなので、実際の製品では仕様やバランスが変わることがある点はご留意ください。
■ティザーサイト
https://www.jp.square-enix.com/seiken_eom/
絵本のような世界で冒険! 『Legend of Mana』を感じさせる世界に感動
本作では、主人公(見た目と名前、初期の武器をプレイヤーが選択可能)がとある事情から「聖剣」を求めてさまざまな世界を訪れることで物語が展開。詳しい経緯は実際にプレイしてからのお楽しみとして、さまざまな世界を訪れるという形式が、PlayStationで登場した『聖剣伝説 Legend of Mana』(以下、LoM)を感じさせます。
ゲーム全体のグラフィックも、2Dのイラストがそのまま動くような形になっており、まさに『LoM』の上位版という印象。個人的に『LoM』が大好きなので、コレだけで期待値は高まりまくりです。
ストーリーは章立てになっており、複数からなるクエストをクリアしてボスを倒すことで、次の章へと進んでいく形式になっています。
基本は本作のオリジナルストーリーが展開していくのですが、章によってはシリーズ作の世界に訪れることになります。過去作のキャラクターとの会話シーンを見られるのは、シリーズファンとしては嬉しいところ。
とはいえ、過去作の知識がないと本作を楽しめないかというと、そういった雰囲気はなさそう。前述の通り本作独自のストーリーの中に過去作が挿入される形なので、気になる作品が出てきたら、最近ではリメイク作などが発売されているので、過去作に触れてみるというのもありだと思います。
サクサク動く、爽快なアクションバトルがスマホで楽しめる!
アクションパートは、こちらも『LoM』に近いベルトスクロールタイプ。スマホの画面上で指をスライドすればキャラクターが移動し(スライドする位置は、キャラクターから外れていてもOK)、画面内にある攻撃ボタンを押すとキャラが手に持った武器で攻撃を繰り出します。
ほかにもMPを消費して出せる2つのスキル用のボタンと、回避アクション用のボタン(タッチ操作で代用可能)、特定の条件で使用できる必殺技ボタンと精霊攻撃ボタンなどが用意されています。
バトルに出せるキャラクターは3人1組。さらに、各キャラ1人ずつサブキャラクターを設定できるので、トータルで6キャラクターを戦闘に出せる。キャラクターの切り替えは、キャラクターのステータス部分をタップすればいつでも変更できます。
なお、敵の中には、ボスを含めて弱点属性が設定されているものがいます。弱点属性にあわせた攻撃を出せば、大ダメージを与えられますよ!
アクションの操作感はとにかく小気味よく、非常に快適。キャラクターも思い通りに反応し、コンシューマーのゲームと同じ感覚でプレイできました。自分のスマホは2019年発売とちょっと前の機種だけれども、とくにプレイでストレスは感じなかったです。逆に、スマホでここまで快適に動くのかと、正直驚きでした。
攻撃については、通常攻撃はダメージがそれほど入らないけれどもコンボが可能。スキルは強力だが発動までに若干のスキが発生するといった感じ。まだβテストの段階なので正式版でどう変わるかわからないですが、プレイした感触としては敵が固すぎることはなく、最初からレベル上げが必要ということはなさそうです。
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