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T教授の「戦略的衝動買い」 第661回

デジタル化できる再利用アナログメモ「Rocketbook Orbit」を衝動買い

2021年12月03日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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今回ご紹介するオービットもA5サイズのクリップボードがベースだ

消しゴム代わりに水で湿らせた布で拭き取るオービット

 今回、筆者が購入したオービットのエグゼクティブサイズは、イメージ的にはクリップボードにA5サイズの単票を複数枚綴じて使う一般的なメモ用紙に近い。クールなデザインに仕上がったからか、Rocketbookを使ったスマートなクラウドサービスとの連携性からか「EXECUTIVE」というタグワードが付加されている。ほかにレターサイズの大判モデルも存在する。

構成部品はクリップボード本体、再利用できるQRコード付きメモスタック、筆記ペンのフリクションボール、消しゴム代わりのロゴマーク付きファイバークロス

 構成部品は本体であるペンホルダー付きの下敷きハードボードと、片面がドット方眼、もう片面がライン(罫引き)の滑りの良い専用紙を20枚(40ページ)とじたマグネット吸着の2リングノート、そして消しゴム代わりの専用布(ファイバークロス)が付属する。アプリであるRocketbookはウェブサイトからのダウンロードだ。

20枚じのメモスタックは半面がドット方眼、半面が横罫のノートだ

 アプリをダウンロード/インストールした後は、アカウントを登録し設定をする。設定の主要なモノは、使用したいクラウドサービスの選択と必要項目の入力、ログインと自分自身による許可とフォルダ設定だ。転送するファイルの種別(JPGやPDF)、OCR処理(英字)の要不要、スマートタグの使用なども必要に応じて設定する。

アナログメモ・デジタイズの世界標準アプリとなった「Rocketbook」の起動画面

まず設定するのは、使いたいクラウドサービスを指定するDestinationとフォーマットなどを指定するSettingの2つだ

登録できるクラウドサービスやコワーカーなどのメアドは全部で7件だ

 同じRocketbookアプリを使っても、製品によって多少の選択オプションに差異はある。全般的には、ほぼ似た設定で対応可能だ。基本、スマホカメラでアップロード対象画面を撮影した段階でアプリ側はどの製品を使っているのか、ページ左下のQRコードで解読しているので、ユーザー側は細かなことはまったく気にしなくて良い。

同じRocketbookを使う別の製品でもQRコードは異なっているので区別できる

 今回のオービットの場合、QRコードの右横に極めて薄い印刷で7つのアイコンが印刷されているが、このアイコンをよく見るとアプリで事前設定した「Destinations」(送り先のクラウドサービス名)と一致している。用紙にこのアイコンが印刷されている製品なら、アイコン上にチェックするだけで、撮影後に送り先クラウドサービスの指定を省略できる。

QRコード右横に並ぶ色の薄い7つのアイコンはDestination設定の時と同じものが並ぶ

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